本
読んだ本の数:2 読んだページ数:634 あちこちの本に手を付けてしまい、読み終えたのは2冊だけ。 4月は読みかけの本を回収しよう! きみはポラリス (新潮文庫)の感想 恋愛小説は読む気がしないのだけど、三浦しをんさんなら読んでも損はないか。そんな気持…
読んだ本の数:4 読んだページ数:1157 子育てはもう卒業します (祥伝社文庫)の感想 登場人物たちと年齢も近く、自分の大学時代と重なることが多く懐かしかった。武道館での入学式、雑然とした学食やサークル室、新入生の勧誘風景までまったくそのままだった…
読んだ本の数:7 読んだページ数:1794 おるもすとの感想 そっと手に取り撫でたくなるような美しい装丁。吉田篤弘さんらしいふわっ~とした浮遊感の感じられる1冊だった。「ほとんど終わっているけれど終わっていない。」そうかもしれない。活版印刷所の所長…
読んだ本の数:7 読んだページ数:1891 当然のことながら、選ぶ本の傾向が年齢と共に変わっていくなぁと感じる。恋愛関係の本にはトンと手が伸びなくなり、人生を振り返る風の本が多くを占めるようになった。そして、私にとって本は自分で処方箋を書いた薬の…
読んだ本の数:7 読んだページ数:1974 読書の秋、読みたい本は目白押しだが、目にも押し寄せる老化。 できるだけいつまでも本とおつきあいしたいので、いたわりつつ目薬を差しつつ続ける読書。 今月は以前読んだ本のスピンオフ版(みをつくし料理帖)やら、…
読んだ本の数:4 読んだページ数:1507 今月は長編が多く冊数は少なかったが、読み応えのある本ばかりだった。 読書の秋、10月は…読みたい本が目白押しで困る。 しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)の感想 二つ目の落語家今昔亭三つ葉のもとに、ひょんなこ…
読んだ本の数:13 読んだページ数:2347 お盆の季節だからというわけでもないが、 先月に引き続き、怪談絵本やあの世を覗くもの、妖怪ものなどが多かった。 浅田次郎さんのいかに生き、いかに死んでいくかを描いた物語は、 重いながらも惹きつけられる作品だ…
読んだ本の数:9 読んだページ数:1162 テレビを見ていて出会う本が結構ある。 辞書編纂者飯間浩明さんの著作もその一つ。 精力的に言葉を拾い集め、「誤用である」と決めつけるのではなく、 その言葉がどのように生まれ育ったかを愛情持って調べ上げる。 「…
読んだ本の数:6 読んだページ数:1467 ちょんまげぷりん (小学館文庫)の感想 江戸時代から現代にタイムスリップした木島安兵衛。電車・テレビ・携帯・・なにもかもビックリだったことだろう。そんな中でもまっすぐな姿勢を崩さない安兵衛がかっこいい。映画…
読んだ本の数:4 読んだページ数:1145 卵の緒の感想 育生君の「母さん」も、七子の「母さん」もできすぎている。第一、育生君も七生君もあまりに感性が豊かで寛容でいい子すぎる。小学生にしておくのは惜しいほど、二人ともいい男!それでも、「まぁ、いい…
読んだ本の数:6 読んだページ数:1914 祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)の感想 東野圭吾作品には読者をグイグイ引き込む力があると、改めて感じた。「新参者」シリーズはなんとなく食指が延びず通りすぎていたのだが、一気に読んでしまった。これなら映画も…
読んだ本の数:5 読んだページ数:920 あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)の感想 様々な困難をひとつひとつ乗り越えて、江戸店へと夫婦そろって船出かと思いきや、智蔵の身に病魔が・・・。予想された展開とはいえ切ない。幸の知恵と商才が物語…
読んだ本の数:4 読んだページ数:782 孤独のすすめ - 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ)の感想 「孤独のすすめ」というタイトルとは少し違い、「嫌老社会から賢老社会へ」が最も伝えたかったメッセージなのだろう。確かにこれまでに経験のないほどの高齢社…
読んだ本の数:4 読んだページ数:1159 君たちはどう生きるか (岩波文庫)の感想 コペル君の母と叔父を育てた両親に思いをはせた。「後悔の残る経験もいつか自分の背中を押してくれる」とコペル君を励ます母。「立派そうに見える人になるのではなく、胸の底か…
読んだ本の数:82 読んだページ数:21939 ナイス数:1925 無私の日本人 (文春文庫)の感想 「無私」という言葉に惹かれ読んでみた。公共心・責任感・廉恥心などを、江戸時代ほど人々が持ち合わせていた時代はないと著者は言う。そうなのかもしれない。だから…
読んだ本の数:6 読んだページ数:1689 ナイス数:153 善人長屋の感想 実は全員が裏家業持ちという「善人長屋」。そこに正真正銘の善人加助が加わり騒動が・・・。はじめのうち、加助は隠密同心の仮の姿に違いないと踏んでいたが、大ハズレだった。困ってい…
まだ読んでいないのですが・・・ 本屋さんのレジに持っていくと店員さんに聞かれました。 「さっきも買って行かれた方がいらっしゃいましたが、何かで紹介されたのですか?」 「そうなんですよ~!『週間ブックレビュー』。説明がお上手だったから売れると思…
毎週金曜日に本屋さんに行きます。 あれこれ興味深い本はいっぱいあるのだけどついつい手が伸びてしまう宮部みゆき。 読みかけの本が宮部みゆきにはじかれています。 今、読んでいるのは「レベル7」。おもしろい! 文のうまさはもちろんのこと、 この人の目…
本屋さんで「江戸しぐさ」という本を見つけました。 大好きな「江戸」の本、読んでみようかなといったん手にしたのですが、 なんと隣に「マンガ版」があるではありませんか! 絵もほのぼのとしていて迷わずこちらに決定! 狭い道で人とすれちがう時のしぐさ…
「あら、エルちゃん!」と思わず買ってしまいました。 2人の子持ちの中年の主婦が主人公。(私?) ある日、不可抗力(です、絶対に!)ゴールデンレトリバーのポポが、 隣の小学生をかみ殺してしまいます。 警察では犬や飼い主に一切責任はないと言われた…
「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七シリーズの1冊。 江戸の「初もの」がからんだ謎の事件を人情味あふれる茂七親分が謎解きしていきます。 実家の近くの回向院、なじみのある場所が舞台であるのも手伝って、 このシリーズの江戸の市井の人々の暮らしには、…
80歳へ向かう母が60歳へ向かう娘に「読みなさい!」と置いていきました。 ああ、なるほど母からのメッセージは「惚けないようにね!」ともうひとつ、 「私が惚けても優しくしてね。」だったかな・・・(^^) 機能的なアルツハイマー病は別として、 防いだり軽…
日本生まれのイギリス人カズオ・イシグロのセンセーショナルな内容の本です。 350ページのほとんどはごく普通の青春物語のようであり、 幼児期から思春期の揺れる思いが豊かにゆったりと語られています。 ところが100ページ目に複線があります。 素晴…
1200人の全校生徒で24時間かけて80キロを歩く「歩行祭」。 その歩行祭を舞台に甲田貴子はクラスメイトの西脇融について自分自身に賭けをしていました。 2人の関係には親たちを巡って重い背景があったのですが・・・ 映画化されたこの作品には「この…
ジョンがいなくなってからできなかったことがあります。 なぜかわかりませんが、前は全面目を通していた新聞や、本を読む気力が失せていました。 運転に集中したり、10kmひたすら歩いたりはできるのに・・・ 昨日が四十九日。 「今日は1冊読む!」と決…
昨日、友人が贈ってくれました。 「エルフィーのことを、はなします。エルフィーはせかいでいちばん、すばらしい犬です。」 で、始まる、愛犬との出会いから別れまでを描いた絵本。 驚くほど我が家と重なるエピソードがいっぱい! 悲しいけれど、それ以上に…
先日、「千の風になって」の記事をnarinattaさんのブログで拝見して心癒されました。 私も父が亡くなったときに友人からいただいたっけと本箱を探したら、一緒に出てきました。 「千の風になって」と同じく新井満さんの訳で、これは自分で買った「青春とは」…
「坊っちゃん」夏目漱石 / 「うらなり」小林信彦 多くの人が子供の頃に読んだ経験があるであろう「坊ちゃん」。 それから30年後、初老の「やまあらし」と「うらなり」が銀座で待ち合わせをして・・・ 「うらなり」はそんな場面から始まります。 地方の中学…
友人2人と食事をして、いつものように私が計算&お金の徴収そしてレジへ、 その足で向かった本屋さんで開いたページのタイトルを目にして笑ってしまいました。 「長女はなぜか、いつも割り勘のお金を集めている。」 ハハハ・・・まさに!σ(^^)友人は2人と…
映画を見逃してしまった「佐賀のがばいばあちゃん」を読みました。 「明るい貧乏」がモットウの「がばい(すごい)ばあちゃん」に預けられた昭広少年の8年間。 ばあちゃんには現代にも通じそうな教えがたくさんあります。 本当の優しさとは、他人に気づかれ…