読んだ本の数:4
読んだページ数:782
孤独のすすめ - 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ)の感想
「孤独のすすめ」というタイトルとは少し違い、「嫌老社会から賢老社会へ」が最も伝えたかったメッセージなのだろう。確かにこれまでに経験のないほどの高齢社会、社会全体の風潮や仕組み、なにより高齢者の意識を変えなければならないのは納得できる。しかし、まさに「下山」を始めた自分としては、下山の景色を楽しむ時間的余裕もほしいし、自身の足で下山できなくなった時の確実な助けも期待したい。「何歳まで働こうか?」の答えにまだたどり着けないでいる。
読了日:02月16日 著者:五木 寛之
読んだページ数:782
孤独のすすめ - 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ)の感想
「孤独のすすめ」というタイトルとは少し違い、「嫌老社会から賢老社会へ」が最も伝えたかったメッセージなのだろう。確かにこれまでに経験のないほどの高齢社会、社会全体の風潮や仕組み、なにより高齢者の意識を変えなければならないのは納得できる。しかし、まさに「下山」を始めた自分としては、下山の景色を楽しむ時間的余裕もほしいし、自身の足で下山できなくなった時の確実な助けも期待したい。「何歳まで働こうか?」の答えにまだたどり着けないでいる。
読了日:02月16日 著者:五木 寛之
それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)の感想
失業中だったオーリィ君、大家さんのマダム、オーリィ君を雇うことになったサンドイッチ店主父子、オーリィ君の憧れの人である脇役女優だった老婦人、登場人物が皆魅力的。残念ながらそんな素敵な人ばかりではない現実の世界から、一時避難するには最適の本。桜川・月舟町、なんと快い場所なのだろう。読後、吉田篤弘ワールドから現実へと元気いっぱいで戻り、サンドイッチとスープを作ってみた。「とにかく、おいしい!」
読了日:02月20日 著者:吉田 篤弘
金曜日の本 (単行本)の感想
吉田篤弘さん、素敵な別世界の住人のような気がしていたのが、この本を読んで急に身近に感じられた。「ワンダースリー」が1番好きなアニメで、ジュズダマで首飾りを作ったり、家具のようなステレオにビックリしたり、ビートルズに衝撃を受けたり・・・。なんだ私と一緒じゃないの!大好きな吉田篤弘ワールド、そして、エヴィング・クラフト商會の源流を垣間見た気がした。
読了日:02月21日 著者:吉田 篤弘
つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)の感想
心地よいBGMのような本。穏やかにゆったりと時が流れる。適温で、ずっと浸っていたくなる湯船のよう。「自信を持つために、人より勝っているところを探し、争いが起きる」「『ここ』という定義はとらえる大きさで違う」など、あっ!それ言えてる!とメモしたくなるような言葉もあったはずだが、あまりの心地よさに「頭ここにあらず」。〈二重空間移動装置〉で月舟町に通い詰め、いよいよ3作目「レインコートを着た犬」へ直行!
読了日:02月26日 著者:吉田 篤弘