私に定期的に訪れる「クラフト・エヴィング商會ブーム」「吉田篤弘さんブーム」の月でした。歌手やアイドルではないけれど「推し」があるっていいな!なにかのときにはここへ戻ればいい‥、ここへ来れば大丈夫・・そんな感じ。(^_^)
読んだ本の数:8
俺たちの箱根駅伝 下の感想
終始、沿道で応援しているような、テレビの前で見守っているような気分だった。関東学連の10人の力走とその心情に胸が熱くなった。反発していた人々が、最後はそれぞれ寄り添ったり詫びてくれたのは予定調和とは思いながらも、嬉しいストーリーだった。駅伝を番組として作り上げる人々の様子も息詰まるようだった。秋のドラマ、予選、そして来年の本選、どれもがとても楽しみになった。例年は往路か復路どちらかを沿道で応援している。来年は両方行ってしまうか。いや、テレビの前で、ランナーだけでなく放送関係者をも応援しようか。迷う。
読了日:06月07日 著者:池井戸 潤
涅槃の雪 (光文社文庫 さ 27-3 光文社時代小説文庫)の感想
天保の改革を背景に「遠山の金さん」で馴染みのある北町奉行遠山景元の元で勤めた高安門佑の物語。「金春屋ゴメス」で度肝を抜かれ、「烏金」「はむ・ほたる」でしみじみさせられた西條奈加さん。「曲亭の家」と本書では本格的な時代小説家だと思い知らされた。賂を一切受け取らない門佑は、それは人との厄介な関わりを避けたいからであり、自分は薄情者だと判断する。宿敵とも言える南町奉行鳥居燿蔵にもそう指摘される。南北奉行の対比もおもしろい。失敗に終わった改革の影での、それらの心情描写も興味深かった。
読了日:06月09日 著者:西條 奈加
続・ゾッとする怪談えほん──旅館の感想
家族旅行で泊まった海辺の旅館は、パパママは風情があると言うけれど「ぼく」はなんだかゾクッとした。確かにちょっと惹かれる表紙につい手を伸ばしたけれど。ページをめくるごとに「ぼく」のゾクッが私のゾクッに。最後のページの怖いこと!風情のある古い旅館には、金輪際、泊まらないことに決めた!
読了日:06月11日 著者:有田奈央
て なにしてるの? (こどものくに傑作絵本)の感想
いや~、手はほんとうにはたらきもの!色々なことをしてくれる。クイズのように、何をしているところかなと考えながら、次のページで答え合わせ。出てくる人にオジサンが多いのはなぜかなとちょっと気になったが、おもしろかった。親子で、幼稚園保育園で楽しめそうな本だ。
読了日:06月12日 著者:みやにしたつや
テーブルの上のファーブルの感想
2004年に発行され、手にしたのはもっと後だか、ペラペラ覗いては何年も本棚を暖めていた本。今日は時間も気持ちも余裕があるので「今だ!」と読みきった。クラフト・エヴィング商會や吉田篤弘さんの他作品の気配も感じられ、ファンにはたまらない。自由気ままな内容で、ハンバーガーや鉛筆、しまいには「よしんば」などという言葉までが喋りだす。ファンにはたまらなくても、ファンでなかったら「何これ?」かもしれない。写真やイラストもたっぷりで、ゆったりと心楽しい時間をすごした。
読了日:06月18日 著者:クラフト・エヴィング商會,坂本 真典
月とコーヒー ノクターンの感想
「月とコーヒー」シリーズ3作目、眠りにつく前に1話、時には2話と大切に読んだ。まるでおとぎ話を読み聞かせてもらう子供になったような気分。退屈でもなく淋しくもない、ただただ心地よい静寂に包まれた。24作中「花束」「非常口の男EXIT・A」「水曜日のアトラス」は胸がホンワカと暖かくなった。読者が読む頃には4作目を書いているとのこと、楽しみに待ちたい。
読了日:06月25日 著者:吉田篤弘
ヘンゼルとグレーテルの感想
誰もが知っているグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」が新たに登場。もちろん筋は原作を変えてはいないが、子供たちがかわいくない、お菓子の家はおいしそうでない。それなのに、いや、それだけにリアルで恐ろしい。文は文で読み、絵は絵でゆっくり見ながらページをめくりたい本だ。
読了日:06月26日 著者:スティーヴン・キング
ただいま装幀中 (ちくまプリマー新書 500)の感想
正直、それほど期待せず、読むのも発行からずいぶん時間がたっていた。しかし、予想を遥かに上回るおもしろさ!クラフト・エヴィング商會ファンのみならず、本好きならばきっと興味深いだろう。ちくまプリマー新書のカバー500作品のうち128点がカラーで表示されているが、一捻りのユーモアがありどれも惹き付けられる。作者ふたりの「自画自賛」がまたいい。カバーを見ているだけで読んでみたい新書が増えてしまった。やっぱり好きだな~クラフト・エヴィング商會!
読了日:06月29日 著者:クラフト・エヴィング商會
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