読んだ本の数:6
読んだページ数:1914
祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)の感想
東野圭吾作品には読者をグイグイ引き込む力があると、改めて感じた。「新参者」シリーズはなんとなく食指が延びず通りすぎていたのだが、一気に読んでしまった。これなら映画もさぞ見応えがあることだろう。
読了日:04月02日 著者:東野 圭吾
読んだページ数:1914
祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)の感想
東野圭吾作品には読者をグイグイ引き込む力があると、改めて感じた。「新参者」シリーズはなんとなく食指が延びず通りすぎていたのだが、一気に読んでしまった。これなら映画もさぞ見応えがあることだろう。
読了日:04月02日 著者:東野 圭吾
いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)の感想
昨日、「神楽坂をどり」を見てきて、今日、この本を読み終えた。お蔦さんはちょっと年配のあの芸者さん、と勝手にモデルを定め、神楽坂の町並みを望や有斗が歩く姿を思い描き、グッドタイミングだった。シリーズの真ん中の本作品から読んでしまった。1作目3作目はどんなものだろうか?
読了日:04月15日 著者:西條 奈加
冥土めぐりの感想
裕福だった過去の記憶のままに振舞う母、何もしないくせに自分の中で「王」となっている粗暴な弟、この二人は腹立たしいが、一番納得できず嫌いなのは彼らとの生活を甘んじて受け入れていた奈津子。夫太一が病により体に(たぶん知能的にも)障害を残したことで、母や弟の呪縛から逃れられた・・・そんなお話なのだろうが、最後まで何とも言えない閉塞感で読後感もよくなかった。芥川賞受賞の作品、何か良いところを見つけなければと思ったのだが、「読みやすかった」しか見つからなかった。
読了日:04月17日 著者:鹿島田 真希
すかたん (講談社文庫)の感想
主役の知里と清太郎の意地の張り合いや互いに寄せる思いがなんともほほえましく楽しまされたが、青物を扱う豪商の「お家さん」志乃の存在がさらに興味深かった。夫が外になした息子清太郎を憎くも思いながら、お家さんのプライドにかけて大切に育ててきた志乃。その時折々の愛憎や苦悩を、知里に吐露する言葉が胸にしみた。大阪商人の心意気や、富吉ら自作の作物に誇りを持つ農民たち、それぞれの強い息吹が感じられ爽やかに読み終えた。知里と清太郎、志乃と惣左衛門、それぞれが寄り添う姿が心地よく目に浮かぶ。
読了日:04月21日 著者:朝井 まかて
主役の知里と清太郎の意地の張り合いや互いに寄せる思いがなんともほほえましく楽しまされたが、青物を扱う豪商の「お家さん」志乃の存在がさらに興味深かった。夫が外になした息子清太郎を憎くも思いながら、お家さんのプライドにかけて大切に育ててきた志乃。その時折々の愛憎や苦悩を、知里に吐露する言葉が胸にしみた。大阪商人の心意気や、富吉ら自作の作物に誇りを持つ農民たち、それぞれの強い息吹が感じられ爽やかに読み終えた。知里と清太郎、志乃と惣左衛門、それぞれが寄り添う姿が心地よく目に浮かぶ。
読了日:04月21日 著者:朝井 まかて
神様の裏の顔 (角川文庫)の感想
神様のように清廉潔白な元校長坪井誠造の葬儀、参列者のモノローグが続く。彼は本当によい人だったのか?あるいはとんでもない犯罪者では?疑惑が徐々に高まっていくにつれ、どんどん引き込まれページをめくる手が止まらない。頂点から一気に下り坂の後半。一件落着かと思いきや、最後に思いもよらない大きな落とし穴が…。最後の展開はあまり好きな終わり方ではなかったが、発想の豊かさと、それぞれの人物描写に作者の力量を感じた。
読了日:04月27日 著者:藤崎 翔
宮辻薬東宮の感想
ホラーというより「世にも奇妙な物語」を思わせるような不思議な話ばかり。しばし現実を離れた世界を楽しみながら、「ママ・はは」だけは、現実の母子問題を垣間見るような思いもした。
読了日:04月28日 著者:宮部 みゆき,辻村 深月,薬丸 岳,東山 彰良,宮内 悠介