1200人の全校生徒で24時間かけて80キロを歩く「歩行祭」。
その歩行祭を舞台に甲田貴子はクラスメイトの西脇融について自分自身に賭けをしていました。
2人の関係には親たちを巡って重い背景があったのですが・・・
映画化されたこの作品には「この映画を見ている間あなたは18才」そんなコピーがありました。
映画は見ていませんがまさに「読んでいる間は18才」の本でした。
今の高校生と比べると、大人っぽいかな?しっとりしているかな?
と思える主人公やその友人達に、
いつのまにか自分自身のクラスメイトの顔を当てはめていました。
貴子は久子、融は中嶋君、忍は桜井君で光一郎は村川君、美和子はえ~と・・・なんて。
80キロを歩く間の高校生達それぞれの思いが丁寧に描かれ、
ああこんな行事大変だけどあったらいいかもしれないと思いました。