今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

「小さな恋のものがたり」 みつはし ちかこ

私の宝物のマンガ。今年は第40集!勿論全部持っています。 子供の頃、友人が誕生日のプレゼントに贈ってくれたのがこの本との出会いでした。 以後、年に1度初夏の頃に新作が出版されるのを毎年楽しみにしています。 最近のドラマはマンガを元にした物ばか…

「日本という国」 小熊英二

福沢諭吉の「天は人の上に・・・」で始まる「学問のすすめ」。 あれはただひたすらにアカデミックな理想を説いた書物と思っていました。 彼は、アジアの他の国々のように日本が欧米の植民地とならないためには、 「東洋」であることをやめ「西洋」の仲間入り…

「百人一首」「日本という国」

友達2人と一緒に本屋さんに行き、3人で同じ本を買ってきました。 『日本という国』以前「週刊ブックレビュー」で見て「これは読まねば!」と思った本です。 日本という国の成り立ちが子供にも大人にもよくわかるように書かれています。 まずは福沢諭吉のあ…

「ごくらくちんみ」 杉浦日向子

1品の珍味につき3ページ、著者のおいしそうなイラスト付き小説集。 68種の珍味に、68編のお話。正味2ページの本当に短い小説です。 しかしそこには珍味と酒を小道具に、 珍味に負けないくらい奥深い味のあるドラマが描かれています。 後になってから…

「本所深川ふしぎ草紙」

「本所深川ふしぎ草紙」 宮部みゆき 新しい本ではありませんが前から気になっていました。 「回向院の茂七親分」がかかわる、不思議話に関連づけた7編の人情話です。 子供の頃から何度も境内を歩いた両国回向院。その他の地名も懐かしいものばかりです。 昨…

「リセット」

「リセット」 北村薫 北村薫の時の3部作。 1995年「スキップ」97年「ターン」で彼の大ファンになりました。 最初はあまりにも優しい文体で女性かと思ったのですが、 男性と知ってからは、お顔も知りませんが「この人と結婚したい・・・」と思ったくら…

「流星ワゴン」

「流星ワゴン」 重松清 妻の不倫、息子の受験失敗そして不登校・家庭内暴力、近づく父の死・・・ 現実に疲れ切り「死んでもいい」と思った主人公38才の一雄が、 数年前に事故死した親子のオデッセイに乗せられていくところから、この物語は始まります。 幽…

「宇宙日記」ディスカバリー号の15日

「宇宙日記」ディスカバリー号の15日 野口聡一 スペースシャトルの上に見える白い部分、なんだと思いますか? 地球です!私達のふるさと地球です! 「宇宙から地球を見てみたい!」 この思いを持つ人とそうでない人とは、はっきり別れるように思います。 …

「おんなのことば」

「おんなのことば」 茨木のり子 図書館でこの本を借りてきたのは2度目です。 やっぱり手元に置いておきたい! とあちこちの書店を探して、ようやく2冊手に入れてきたのがおとといのこと。 昨日、我が家に来た友人が、「何読んでるの~?」と2,3ページめ…

「娘に語るお父さんの歴史」

「娘に語るお父さんの歴史」 重松清 42才のお父さんが、15才の娘に、自分が生まれてからの日本について語りながら、 子ども時代は幸せだったのか、今の子どもは幸せなのか、いっしょに考えていくお話です。 40代、50代の親世代、10代、20代の子…

「I LOVE YOU」

「I LOVE YOU」 伊坂幸太郎・石田衣良・市川拓司・中田永一・中村航・本田孝好 以前、新進気鋭の人気女性作家による 恋愛小説オムニバス「コイノカオリ」を読みました。 あれっ?あまり胸がきゅんとしない!? えっ?恋する心をもはやなくしてしまったの? …

「大志の歌」

「大志の歌」 安野光雅 安野光雅さんが大好きです。 カレンダーや絵も彼の作品をよく飾り、 疲れたときにはずらりとそろった「旅の絵本」の中をさまよいます。 「大志の歌」もいかにも彼らしい、 どこまで冗談でどこまでまじめなのかわからない、 センスのい…

「戦場の犬たち・母さん、ボクも帰りたかった」

第二次世界大戦中、ドイツをはじめヨーロッパの国々では、 たくさんの軍用犬が使われていました。 後にアメリカ軍でも軍用犬を使うようになり、 ベトナム戦争では4000頭の犬たちが従軍しました。 その中で本国に帰還したのはわずか200頭足らずでした…

「はぐれ牡丹」

「はぐれ牡丹」 山本一力 角田光代さんの赤裸々な心理描写に少し疲れた後、 私が決まって飛んでいくジャンルがあります。 江戸の町の人々を描いた物語です。 山本一力さんの作品は、 多少都合よく筋が運びすぎるかなと言うきらいはあっても、 そんなことはど…

「空中庭園」

角田光代さんの作品を以前3冊ほど立て続けに読みました。 とってもおもしろい! 「そうなの!そうなの!」という部分が多く、 なんて人の心を上手く表現できる人だろう!と感嘆しました。 それなのにと言うか、それと同時に、私は読んだ後とても疲れてしま…

「天国からはじまる物語」

「天国からはじまる物語」 ガブリエル・セヴィン 15歳で交通事故で亡くなった少女リズ。 彼女が天国へ向かう船の中で目覚めるところから物語は始まります。 天国〔ドコカ〕では亡くなった年齢から、今度は逆に年齢をさかのぼり、 0歳になったときまた地上…

「博士の愛した数式」

「博士の愛した数式」 小川洋子 事故により記憶が80分しか持たなくなった数学者の「博士」と、 家政婦、そして博士によって「ルート」と名づけられた彼女の息子の物語。 博士の書斎の静寂がこちらにも伝わって、静かな穏やかな時間が過ごせました。 情報過…

「孤独を生ききる」

「孤独を生ききる」 瀬戸内寂聴 幸か不幸か「孤独」と言うことをあまり考えずに来てしまいました。 それが最近、思い合う心はあるのにお互いを理解できない、 分かり合えない孤独、そんな想いをもてあましていました。 書店で「孤独」の文字に引きつけられま…

「猛スピードで母は」

「猛スピードで母は」 長嶋有 新聞で、若いお母さんのこんな相談を読みました。 「子どもの公園デビューがうまくいきません。 他のお母さん達と話を合わせるのがとても辛いのですが・・・。」 「『猛スピードで母は』の母を心の中に飼いましょう。 一応話は…

「キッパリ!」

「キッパリ!」たった5分で自分を変える方法 上大岡トメ 書店で度々手にしては、買うこともあるまいと思っていましたが、 ブックオフで安かったので買ってきました。 素直な(単純な?)私はさっそくいくつか実行してみました。 冷蔵庫を片づける・・・ああ…

「『家をつくる』ということ」

「『家をつくる』ということ」後悔しない家づくりと家族関係の本 藤原智美 「建ててしまった人は読むな!」という、最近多い建築関係の本ではなく、 「家」と「家族」の関係について、小説家である著者の考えをまとめたた本です。 「家にとって、『明るい』…

「明日の記憶」

「明日の記憶」 荻原浩 50歳で若年生アルツハイマーが発症した「私」の心の軌跡。 最後の場面、妻の心を思うと切なくなりました。 アルツハイマーという病気についても色々知ることができましたが、 50歳の男の仕事に対する想い、家族や妻に対する想い、…

「下流社会」

「下流社会」新たな階層の出現 三浦展 年代による価値観の違いに着目し、若い世代の傾向をまとめた本。 本全体としては統計の域を出ていないような気がしますが、心に残った数行があります。 「『下流』とは単に所得が低いと言うことではない。 コミュニケー…

「一日江戸人」

PCデスクに、ベッドサイドに、リビングのテーブル下に、 散らばっている読み終わった本たち。 片づけなくちゃ・・・。 でも、それぞれ愛着があってなかなか本棚に収まってくれません。 そうだ、それならば記念撮影してあげましょう。 ついでに感想も少しず…

「ハッピーバースデー」

「ハッピーバースデー」青木和雄・吉富多美 バストセラーには裏切られることが少なくありません。 だから、この本も昨年末に買ってはきたものの、 なかなか手が伸びませんでした。 昨夜も、さぁもう寝ましょ・・・と思ってからふと開いてみただけなのに、 そ…