映画を見逃してしまった「佐賀のがばいばあちゃん」を読みました。
「明るい貧乏」がモットウの「がばい(すごい)ばあちゃん」に預けられた昭広少年の8年間。
ばあちゃんには現代にも通じそうな教えがたくさんあります。
本当の優しさとは、他人に気づかれずにやること。
まさにその通りであり、また、なかなかできないことでもあります。
川に流れてくる充分食べられる野菜を拾って使うばあちゃん。
まねをして・・・というわけには行きませんが、
その心だけでも忘れずに食べ物を大切にしなくちゃ・・・。
経済的に裕福か貧しいかではなく、幸せに生きられる心があるかないかが大事だということも。
周りの大人たち子どもたち、皆、今ではあまり見られなくなった
思い遣りと助け合いの気持ちでいっぱいの人たちでした。
特に「田中先生」には胸が熱くなりました。
読後感のいい本でした。