読んだ本の数:9
読んだページ数:1162
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テレビを見ていて出会う本が結構ある。
辞書編纂者飯間浩明さんの著作もその一つ。
精力的に言葉を拾い集め、「誤用である」と決めつけるのではなく、
その言葉がどのように生まれ育ったかを愛情持って調べ上げる。
「辞書を編む」の主人公の現物を見る思いだった。
子どものための「怪談えほんシリーズ」もテレビで紹介された。
不思議で理不尽な恐怖の世界を子供時代に覗くのも、
その後の人生の幅を広げるのではないかという思いで岩崎書店が出版した。
猛暑のひと時、魔訶不思議な世界をさまようことができた。
夜、トイレの中や洗髪中に思い出しませんように!

おもしろかった!先日、テレビ番組で見たのと同様に、作者の言葉に対する情熱と愛情が感じられた。そして、本当に小説の中に作者が飛び込んだような設定や、章毎の愉快なイラストにも楽しませてもらった。しかし、日本語は奥が深い!簡単に「誤用!」と決めつけるのはやめようと思った。
読了日:07月02日 著者:飯間 浩明

四半世紀前に書かれた本なので、「2050年」はその分間近になっている。農業を中心とした自給自足の社会になるかどうかはともかく、工業に頼りエネルギーを大量利用し、なにより、便利で楽な生活を追い求める現代に警鐘を鳴らしている。小説でありながら、ドキュメンタリーを読むような感さえあった。貸し農園を借りて、野菜作りを学び始めようか、そんな気持ちになった。
読了日:07月08日 著者:石川 英輔
![([み]2-1)しあわせのパン (ポプラ文庫)](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jlk415/20190804/20190804165813.jpg)
大人向けの優しい童話を読んだ気分。カフェ・マーニのご近所さんたちがみな素敵で、仲間に加わり楽しく踊りたくなった。美味しいコーヒーと焼きたてのパンの匂い、幸せ気分のアイテムが目に、いや、鼻に浮かぶ。(?)「ずっと見ていて」と言い合うりえさんと水縞くん、すでによい「夫婦」だと思う。
読了日:07月17日 著者:三島 有紀子

おそろし屋のたたずまいやそのシステムには大いに惹かれるものの、女主人お縁さんの人物像がつかみきれなかった。最後の章で現代になり、その店主の姓が「月岡」であることで、色々想像はしてみたのだが。続編の中で明かされるのか、謎の多い話だった。
読了日:07月23日 著者:風野 真知雄

「いつかどこかであなたはだれかをきらいになります だれかがいなくなればいいとおもいます」うん!大人になった私ならよくわかる。でも、子供にはどうだろう?「じょうずにだれかをけすために」悪い本をほしがる日が、私にもあなたにも来ませんように!
読了日:07月28日 著者:宮部 みゆき

怖い!でも、それ以上になんと素敵な絵本だろう!田舎のおばあちゃんの古い家に、自分もおじゃましたみたい。生活感溢れる細かい描写が心地よくてずっといたくなる。でも、怖い!
読了日:07月28日 著者:京極 夏彦

微妙に怖い。白い足と赤い爪、その映像も怖いけれど、ぺたぺたという音が後ろから迫ってきたら・・。音だけで縮み上がってしまいそう。
読了日:07月28日 著者:岩井 志麻子

絵がかわいくてきれい。この絵本を小さい子に読んであげたい。そして、読み終えて、「ホラ!○○ちゃんのうしろにくうきにんげんが!」と脅かしてあげたくなった。
読了日:07月28日 著者:綾辻 行人

もっとファンタジーの世界かと思ったら、鏡の中の少女たちの怖いこと!なによりモンシロチョウを口にくわえている絵が怖い!怖くてつい2度見して、慌てて閉じるほど絵が怖い。
読了日:07月28日 著者:恩田 陸