2006-07-12 「ごくらくちんみ」 杉浦日向子 本 日記 1品の珍味につき3ページ、著者のおいしそうなイラスト付き小説集。 68種の珍味に、68編のお話。正味2ページの本当に短い小説です。 しかしそこには珍味と酒を小道具に、 珍味に負けないくらい奥深い味のあるドラマが描かれています。 後になってからじわ~っと口に広がってくるような、 いつまでもその味を残しておきたいような、絶妙な味わいです。 好物の「くさや」「たたみいわし」「ふきみそ」・・・ああ、食べたい! 「とうふよう」をはじめ、まだ食したことのないたくさんの珍味。 死ぬまでに全部食べてやる!とひそかに誓う私でした。