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グリーンブック

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映画「グリーンブック」を見てきました。
おもしろく、なかなかいい映画でした。

まだまだ人種差別が色濃く残る1962年、
著名な黒人ピアニストと白人運転手の南米ツアードライブ。
自身の中に黒人をさげすむ意識のあった運転手兼用心棒が、
雇い主であるピアニストとの間に、友情を育んでいく実話をもとにした話。
アメリカ人が好みそうな展開です。私も。

ピアニストとしてのドクター・ドン・シャーリーを称賛し歓待しながらも、
白人用のレストランやトイレは使わせない人々、
映画で見れば「なんということを!」と怒りを覚えます。
しかし、アメリカ、特に南部の人々にとってはそれは「常識」の範疇のこと。
そのことを改めて感じさせた映画でした。
それは今も。海外に行くことの多い友人たちは「黄色人種」である自分が、
差別されていることを感じると言います。

「暴力をふるっては負けだ。品格で勝て。」
と粗暴な運転手を諭すピアニストの言葉が耳に残ります。
さすがアカデミー賞受賞作、いい映画でした。