今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

ニュースと父

ここ2,3日のニュースを見て3年前に亡くなった父のことを思い出しています。
血栓で倒れ23年闘病生活を続けた父は、
それでも母の介護のおかげで身なりなどまったく病人らしくなく、
私が「日曜日の重役」と呼んでいた服装でお昼ご飯を食べていました。
日当たりのいいダイニングで穏やかなランチタイム・・・のはずでした。

ところが、少し嚥下障害もあったのに、父はパンが好きで、
再三の母の注意も聞かず一度にたくさんのパンを口に入れてしまったのです。
都内23区内にあるふたつのER、「どちらにしますか?」と言う救急隊員に、
母は家から近い都立墨東病院をお願いしました。今、話題になっている病院です。
結局、翌朝父は旅立ってしまいましたが、最新の設備のERで最善の措置を受け、
また、担当の先生は私たち家族の心に沿った態度で接してくださりとても感謝しています。

母はあの日、昼食にパンを出したことをいつまでも後悔していました。
23年間さまざまな病状から守ってきた父をこんなことで亡くすなんて。

小学6年生で亡くなられた男の子は本当にかわいそう。
ご冥福をお祈りします。
でも、誰のせいでもなかったのじゃないかな・・・。
誰を「犯人」にするのでもなく子供たちの身近にいる大人たちが、
2度とこういう事故のないよう教えていくべきことだと思います。

医師不足は深刻な問題です。
激務の末、うつ病、自殺に至った小児科医のニュースもありました。
安心して子供を生み、安心して年をとり、安心して治療が受けられる国になるように、
国政を司る人たちには今すぐ動き出してほしいです。