今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

ニンニクの芽

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9月前半に植えたニンニクがかわいい芽を出しました。
我が家の人気メニュー「ニンニクの芽と豚肉の味噌炒め」が食卓に乗る日も近いか!?
来年初夏には間違いなく国産のニンニクが、どっさり収穫できます。(のはず・・・)
 
さきほどNHKスペシャルを見ました。
5600人の住民の700人が津波で亡くなられた閖上(ゆりあげ)の方たちが、
地震から津波の間にどのような行動を取ったかという調査の結果でした。
これまでの番組と違って緊急事態が起きたときの心理面に焦点が当てられていました。
 
「平常性バイアス」
人は大きな危険が迫ったとき、気持ちを平常に保つために、
「自分は今危険でない」と思い込ませる心理作用があるそうです。
地震の後、町は静かで、人々は緊迫感のない日常的な行動を取り始めたそうです。
 
「同調性バイアス」
はっきりした根拠がなくても、周りの人たちと同じ行動を取っていれば安全、
そう思ってしまう心理作用があり、そのためにまとまって多くの犠牲者が出ました。
 
「愛他行動」
これがとても悲しいのですが、
自分にも危険が差し迫っているのに自分より弱い人(たとえば一人暮らしのお年寄り)を
助けることに集中してしまい、自分自身の危機に目が行かなくなってしまう。
逃げられたはずの多くの方が、他人を助けながら亡くなられたそうです。
 「美談」とか「人間愛」とはまた別の悲しい心理作用です。
 
そしてもうひとつ、
海の近くの危険な地域の人たちは早めに避難をして助かったのに、
その反面、海と自宅の間に住民を守るべき堀がありそれを信頼していた地域では
大変多くの犠牲者が出たそうです。
 
緊急災害時に人間が陥る「心のわな」。
頭の隅においておきたい、おいていてほしいことばかりでした。