今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

かあさんたちのスクラム

友達のFさんとは会うのは年にせいぜい1度か2度くらい。
ふたりとも携帯もPCも持っているけれど私達の間ではあまり使いません。
今時珍しいかしら?もっぱら手紙です。

週に1度ずつくらい向こうから来て、次の週はこちらから・・・
少なくとも便せん4枚。6枚7枚がざらです。
相手の顔を想い浮かべながら季節にあった便せんを選び、
辞書を引き引き書く手紙は、お互いものすごい数になりました。
ふたりともポストに相手の手紙が届くのをいつも楽しみにしています。

その彼女からおととい届いた手紙。
 「成人式をしてきたの。」

彼女の息子さんは5年前高校入試の発表2日後に、
事故で天国へ行ってしまいました。

「主人と娘と3人でデコレーションケーキを持って
○○の家に(お墓とは言わない)行ったのよ。
そうしたらもうスーツ姿の先客が5人来ていたの。
『オバサン、お酒あげちゃったけどいいかな?』って。
切ないけれどうれしい成人式でした。」

悲しみでグチャグチャの手紙なんか一度だってよこさない。
毅然として自然体で大人の彼女。
いつも読む私を思い遣り、ユーモアあふれる彼女の手紙に、
文字や言葉には表さない彼女のどうしようもない悲しみを感じます。

私達の手紙には時々おまけが付いています。
きれいな消しゴムだったり、バラ色のお塩だったり・・・
さっそく書いた彼女への返事に、ココアを二つ入れました。
手を握る代わりに、ココアに彼女の心を温めてほしくって。


今朝、別の友からメールが来ました。
息子さんがセンター試験ができなかったと、たぶん本人以上に憔悴しきったメール。
これまでの子育てまでも悔いている様子。
18年間の子育てのうれしかったことより辛かったことばかり浮かんでしまう・・・って。

ひとまずは意見をするより聞いてあげなきゃ・・・ね。
「わかるよ、わかる。そういうときもあるよね。」
「でも、一生懸命やってきたあなたの子育ては、
もしかしていい点ではないとしても『合格』だと思うよ。
 けっして『赤点』や『落第』じゃない。」
「息子達が元気でいてくれる・・・私は神様に感謝してるよ。」 


それぞれ精一杯の母の気持ち。
みんな大好きです。
これからもいっしょに歩いていこうね。