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学校

先日の続きです。
塾の中3の生徒Nちゃんから数日前に聞きました。
新学期初日に担任の先生から「塾のために学校を休まないように!」と厳しく注意があったと。
「その後どう?欠席は減った?」と聞いてみると、
塾で勉強する生徒は、12月の10人よりさらに増えて、
学校にはクラスの半分くらいしか出席していないとのこと。

認識不足だったので、少し調べてみました。
どうやらNちゃんの学校だけの話ではなく今、日本中に見られる光景のようです。
色々な問題はあることと思います。
教育制度や学校のあり方を考え直さなければいけないときなのだとは思います。
なにより、中学の授業時間に「営業」している塾もおかしいです!
でも、今私が一番気に掛かるのは「おかあさん」のことです。

希望の学校へ入れさせてあげたい、塾の勉強の方が即実戦に繋がり点が上がる、
そう判断する親の気持ちはわからないではありません。
でも、おかあさん、もっと長い目で子どもを育てませんかと言いたいです。
やっぱり学校は行かなきゃいけないでしょう!(不登校等の話ではありません)
たとえ「建前」であっても親は子どもにそう言わなきゃいけないでしょう!

「目的のためには手段を選ばず」親がそう教えているようなものではないでしょうか?
「損得」を一番の判断基準とする人がますます増えていきそうな気がします。
目先のことだけでなく、その子がどんな大人に成長するのか、
日本という国をどんな人間が支えていくようになるのか、
おかあさん!考えてみましょうよ!
声を大にしてそう叫びたいのだけれど、どこで叫んでいいのやら。
憤りと憂いで胸がいっぱいになります。

子どもの頃、「お母さんは道徳の教科書みたい!」と暴言を吐いたことがあります。
「決まりは守る」「相手の気持ちになって」「弱い立場の人も大切に」
「乱暴な言葉遣いをしない」「自分の考えはきちんと相手に伝える」等々
どれもこれも正論だけど、いちいち私の言動をただそうとする母を鬱陶しく感じたものでした。
そんな立派な人になんかなれないもん!と反発していました。
でも、今になっておかあさんってそれでいいのじゃないかなと思います。

昨日、中学1年の時の恩師から手紙を頂きました。国語の先生です。
70才の先生は昨年まで仕事を続けていらしたそうです。
60才の定年退職後、嘱託として教壇に立ち、修学旅行などにも同行し、
60代後半はボランティアとして,
不登校の生徒や外国人の生徒の指導に当たっていらしたそうです。
社会の変動の中、50年近く子どもたちの成長を見守られてきた先生と、
今度ゆっくりお話ししてみたいと思いました。