
本屋入り口の一等席で平積みになっており、
以前から気になっていました。
近くの図書館で借りてきました。
私も「終わり近い人」少しでも出費は抑えねば。
主人公は東大卒でメガバンクに入行、
途中、子会社に出向となり、
そこで定年を迎えた男性。
表紙の通り、花束を抱えて送り出され、
「定年って生前葬だな」とつぶやくところから
お話は始まります。
63歳、このまま終わりたくない、かといってジムやカルチャーセンターで、
「ジジババ」の仲間入りはしたくない。
ハローワークでも思った仕事は見つからず、
「そうだ、大学院へ行こう!」「若い女性と恋をしよう」など様々な思いの末、
IT会社の社長となり、その失敗のために資産のかなりを失うこととなり、
やがて心と足が向くのは老母や幼なじみのいる故郷へ・・・
まぁ、そんな話で、主人公の心理に納得したり、
「ちょっとエリート意識強すぎない?」と思ったりしながら、でも面白く読みました。
1億を超える資産を失い、残り1000万となって「地獄」と言うあたりは、
「ふざけるな!」とは思いましたが。
人生のソフトランディング、女性の方がうまくいくかもしれないな、
とは思いながら、私も仕事を完全に辞めたとき、
主人公とはまた違うけれど、喪失感があるのだろうなと思いました。
来月、中学のクラス会があります。
仲の良いクラスで、割合頻繁に開いているのですが、
ここ2年ほど仕事で出席できずにいました。
区切りの60歳を過ぎて2年、彼ら彼女らはどんな心境で、
どんな暮らしをしているのか、今回は「聞き手」となるのが楽しみです。

そして、こちらは3か月になったばかりの
「これから」の犬。
昨日、ワクチンを打ってきました。
たまたま動物病院は同じくらいの仔犬ばかり。
チワワやトイ・プードルの幼気な姿を見て、
小さい小さいと思っていたケイが大きくて、
1匹だけ誰にも積極的に愛嬌をふりく姿に、
「やっぱりゴールデンだった」と思いました。
この子はゴールデン型の小型犬かと、
ちょっと思ってしまっていたので。(^^ゞ
体重も3.6kgになりました。