今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

小田原丼

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地場の木の器に地場の食材を使い、地域を守り立てようということで、
小田原駅周辺のいくつかのお店が同じ「小田原丼」という名で料理を出しています。
内容は各店でまったく異なります。
いつか・・・と思いながら、今日はじめて食べてみました。
ここは洋食のレストラン、新しく小田原丼にデビューした店で「ビストロ風小田原丼」。
一見天丼のようですが、柚子胡椒でいただきます。ご飯は五穀米
デザートのトロトロプリンも含めておいしかったです。
 
久々に友人とランチ。
震災の話・介護の話・息子の話・・・
思いがぶれることなく伝わる相手と過ごすのは本当にいい時間です。
食後のコーヒーを飲んでいるとレストランのある駅ビルの放送が流れました。
あの瞬間から丸2年、レストラン中、駅ビル中、静かに黙祷をささげました。
 
いまだに避難暮らしをしている方が31万人以上。
その中の15万人は原発によって家を追われた方たちです。
復興は遅々として進まず、被災地でも「スピードか合意か」で意見が分かれていると聞きます。
全員の合意というのはほぼ不可能なことと思います。
「納得」という一致点を見つけて前へ進むことができるといいのですが。
 
テレビで、福島の高校生の言葉を聞きました。
「忘れてはいけないのだけど、忘れたいときもある。」正直な言葉だと思います。
この春、東京の大学へ進む彼は故郷を離れることに後ろめたさも感じているとも。
そんな必要ないのに・・・。
 
被災地の方たちが、それぞれの地域の自慢の丼を、
笑顔で味わえる日が一日も早くきますように。