昨日、「ルーブル美術館展」開催中の上野の西洋美術館前に着いたとき、
既に６０分待ちで長蛇の列ができていました。
６月までやっているので、いつか平日に・・・ということであきらめました。
上野でお寿司の昼食をとり（おいしかった～！）すぐに両国へ向かいました。
「江戸東京博物館」生誕８０周年記念「手塚治虫展」。
こちらも大変な人でしたが、こちらはあきらめられない！
まぁ！どなたも熱心に食い入るように作品の絵コンテなどを見ています。
もうそれこそなめるように。警備の方の「進んでください」の声もむなしく、
それぞれの方が手塚治虫さんと自分だけの世界に浸っている感じ。
みんな大好きなんですね。あらためて手塚作品の素晴らしさを感じました。
大画面の「火の鳥」が問います。
「あなたは永遠の命がほしいのですか？それとも幸せに生きたいのですか？」
亡くなった愛児トビオの代わりに作ったアトムが、
成長しないことに気づいた時の天馬博士の苦悩。
有限の命だからこそ、いつくしまねばならないという氏の声が聞こえてきそうです。
それは人の命だけでなく私たちの地球に対しても同様です。
同い年の夫と私。
手塚作品の中で好きな作品が一緒だったということを展示を見ながら初めて知りました。
私たち夫婦のベスト３。
「鉄腕アトム」「ワンダースリー」「ワンワン忠臣蔵」。
鉄腕アトムの身長ってご存知でしたか？
私は１３５cmであることを知っていましたが、会場の中で静かに横たわる
１３５ｃｍのいたいけないアトムの前でなんだか胸がいっぱいになりました。
強いだけでない「心優しい科学の子」は私の永遠のヒーローです。
