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入学式に関するニュース

埼玉県で「担任教師がわが子の入学式に出るために入学式を欠席」と言うニュースがありました。
ちょっと驚きましたが、さらに驚いたのがこれに関しての賛否が五分五分で同数だということ。
そうか、そういう時代になっているのね。
 
親としての気持ちもわかるし、その先生を責める気はありません。
何らかの罰則を課するなんていうことがあってはいけないと思います。
でも、私だったら絶対に職場の入学式に参列すると思います。
 
子供の成長を祝い愛情を伝えるのは他にも方法があると思います。
お赤飯を炊き、入学できることを祝い、これからの高校生活を応援する言葉を伝えます。
そして、その後、「じゃぁ、お母さんは担任として頑張ってくるね!あなたもしっかり!」
そう言って颯爽と出かける母親でいたいし、それを理解する息子でいてほしい。
 
学校を出てから数年、高校に勤務していました。
新入生を担任した時、入学式の生徒たちは高校生とはいえ新鮮で頼りなげでした。
数日前まで中学の最上級生風を吹かせていたのでしょうが、1年坊主は実にかわいらしい。
初めて登校した学校は右も左もわからないはず、頼りは担任です。
そして、どんな先生が担任なのかドキドキして壇上を見ていたはずです。
入学式の主役は生徒、次に担任、そして親だと思います。
 
自分自身の高校入学の日の記憶も鮮明です。
担任は青春ドラマにでも出てきそうな屈強な体育教師でした。
引率されて講堂から教室へ向かう時、9クラスのどの担任よりも、
わが担任にはあちこちから先輩たちのにぎやかな声がかかりました。
アレ!アレ!なんだか楽しい高校生活になりそうと感じたものでした。
やっぱり担任にはいてもらわないと。
 
全く別の職業ですが、先日テレビで救急病院の看護婦さんが話していました。
「子供にはこう話しています。
何か災害が起きたとき、悪いけれどお母さんは病院から離れられない。
あなたは周りの大人に助けを求めなさい。
そしてその後、落ち着いたらお母さんの病院に必ず来なさい。
お母さんはそこで仕事をしながら待っているから。」
賛否はともかく、彼女の職業意識の強さには頭が下がりました。