
あまりうまく描けませんでしたが、
50年近く前にやなせ先生に教えていただいた馬の絵です。
「アンパンマン」がまだ世に出る前、
NHKの子供番組で3人の生徒の中の一人として、
先生に教えていただきました。
まつげを付け足した私の絵を見て、
「この馬は女の子かな?かわいいね。」と言ってくださった先生。
まだ40代のやさしい「漫画のおじさん」でした。
怪獣や敵をやっつけるのがヒーローではなく、
飢えた人々のおなかを満たして助けるのがヒーロー。
そんな先生の考えから生まれたのがアンパンマンです。
先生が作詞された「手のひらを太陽に」の一節にこんな歌詞があります。
♪僕らはみんな生きている 生きているから悲しいんだ
楽しい・うれしい・歌う・笑うというプラスの言葉が続く歌詞の中の、
悲しむことも生きている証拠という一節に、
「そうだよね」と逆に勇気づけられるような気がします。
「せっかく生きているんだったら楽しく生きなくちゃ」
常々そう口にしていらしたやなせ先生。
そちらでもどうぞ楽しくお過ごしくださいね。