５日前、日曜日の富士山です。
連休で我が家に来ていた母と、夫とエルも一緒に、万葉公園・足柄城址を訪ねました。
素晴らしい眺めでした。やや冷たい風さえ心地よかったです。
その前日、弟も来て１日話を聞いたのですが・・・
「処置なし」っていう感じ。弟は離婚の意思はないようです。
それは彼女のほうも。
これまでもそうだったように、彼女は絶対に自分のすべてを正しいとして、
「折れる」とか「相手に添う」ということは一生なさそうです。
夫婦間だけでなくすべてにその生き方を通す妻を、弟は「かわいそう」と。
「かわいそうったぁほれたってことよ」っていうのは、
夏目漱石の作品の中のセリフだったかしら。
親兄弟はもう手も足も出ません。ドッと疲れました。
まぁしかたがない。たまにおねえちゃんの手料理とおしゃべりを楽しみにおいで。
意思の疎通もなく、寝室にはついたてまで立てられて、
世間にはこんな夫婦、意外と結構いるのかも・・・。
私は絶対いやだけど。
爽やかな富士の絶景に、気分を戻しましょう！
２２歳のときからずっと続けてきた「教える」という仕事、一昨日ファイナルでした。
はじめは高校で、結婚後は自宅の塾で、
次男が生まれた後の５年間を「育児休暇」として、後はずっと続けてきた仕事。
いったい何年になるのだろう？わっ！３０年超えてる！
それまでのように「教えることが大好き」と
自信を持って言えなくなった自分に気づいたのが５年前。
事務職のパートにトラバーユのつもりが、ズルズルと２足のわらじできてしまいました。
午前中のパートと夕方・夜の塾と、最初はどちらも月～土の週６日。
在籍中だった生徒を毎年送り出し、
さぁおしまいと思ったら、お母様たちに「弟もぜひ」「妹が卒業まで」と請われ、
その弟君たちの受験がようやく終わりました。
淋しくなるのかな？ボケちゃうかな？（特に計算）
でも、今は日曜日の富士山のように爽やかな気分です。
「お疲れ様。しばらくゆっくり休んでね。」と言ってくれる友も。
いや、ちょっと違うかな。ゆっくりなんて休まんよ、わしゃ。
「あなたのことだからまた何か新しいことを始めるんでしょう。」と義母。
いえ、お義母さん、何も始めません、わたくし。
夜に仕事があるということは、夜まで緊張感が抜けないということでした。
塾を始めてからはずっとそうでした。
塾の時間に合わせて、家事をし、塾の時間を気にかけながら犬と歩く。
服装もお化粧も、夜まで一応「お仕事モード」。
一時は入試前は深夜まで教え、家族にも淋しい思いをさせました。
今日、午前のパートから帰り、割烹着をかけました。
エルの散歩も思いっきりたくさんゆったりと歩きました。
出会ったゴールデンともゆっくり遊ばせて飼い主同士もおしゃべりをして。
帰ったら、豚塊のポトフもゆっくりトロトロ煮込みました。
金時豆だって煮ちゃったり。
こんな暮らしがしたかった。
また、パンを焼こうかな。
編み物なんてのもやってみたい。
夕日を浴びながら花壇の手入れをしたり、
本を読んだり、手紙を書いたり、お昼からは専業主婦です♪
好きな仕事を長く続けられ、また、好きな家事の時間が増える。
思えば幸せなことです。
通ってくれた生徒たち、親御さんにも感謝です。
さぁ！わらじ１足になり、スローライフの開始です！
