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オリヲン座からの招待状

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朝7時半に家を出て「オリヲン座からの招待状」を見てきました。

昭和25年開業の映画館オリヲン座が閉館を向かえるところから始まります。
夫亡き後、未亡人と彼女を支える若い映写技師が、
様々な困難を乗り越えて続けてきたオリヲン座。
そこはまた、今や離婚直前の中年夫婦が
かつて幼い幸せな時間を過ごした場所でもありました。
二組の男女の心模様を元に昭和の町の空気が丁寧に描かれています。

静かな落ちついたストーリーで、心が大きく揺すぶられたり、感動の嵐というわけではないのに、
後半は目尻と心がしっとりと潤ってくるのを感じました。
バックに流れる美しいピアノの演奏、ずっとずっと聴いていたかったです。
子役の二人が自然で切なくて可愛くて、宮沢りえ、原田義男、樋口可南子・・・
大人の俳優さん達もみなよかったです。

あれこれ文句など言わず淡々と丁寧に生きていきたい・・・
そんな素直な思いにしてくれる温かい映画でした。
早朝の映画館、観客は5人でした。
車も空いていたし「モーニング」やみつきになりそうです。