仕事のこと。
どうしてjohnmamaはパートと塾と２つも仕事をしているの？
と思っていませんでしたか？
塾は、今の受験生が終わったら来春終わりにするつもりでした。
以前のような情熱が持てず、合わせて年老いていく義父母のこともあり、
午前中のパートだけで午後から夜の時間を開けておきたくもありました。
「塾の先生」から「パートの主婦」へ昨年から変身を計り、今年はその「移行期」のつもりでした。
天職と思っていた「教える」仕事とは全く違った事務の仕事も思いの外順調に運び、
最近は、来春の塾終了後の過ごし方に楽しく思いをはせたりもしていました。
家を、庭をきれいにするの！野菜も作ろうかしら！
お弁当もお料理ももっと手をかけて！
友達にも会って、映画にも行って、本もいっぱい読んで！
手紙を書いて、ブログだってジャンジャン更新するんだから！
そうそうジムも再開しなくちゃ！
エルも塾の時間を気にせずにもっともっとお散歩できるよ～！
自分の英語の勉強も、ジオスの宿題だってちゃんとやって！
それからそれから、ボ～～～～ッとするの！
そんなふうにワクワクし始めていました。
そんな中、先日、中２の生徒のお母さんが小学生の弟さんを連れてみえました。
「先生、この子もお願いしたいのですが。」
「・・・あの・・・もう少ししたらお話しするつもりでしたが、
塾は来春で終わりにしようと思っています。」
思い切ってこの１年間ずっと考えていた思いをお話ししました。
私の寺子屋のような塾は今の時代にそぐわないのではないか。
大手の塾の「５教科」「豊富なデータ」を選択された方がよいのではないか。
お母さんの返事は、我が家は先生のような塾を求めています。
中２の娘も小５の息子も、高校入試までお願いしたい。
なにより子どもたち本人がそれを望んでいます。
先生がどうしても苦だというのでなければ是非続けてお願いします・・・と。
ありがたいことです。心の中で忘れかけていた火がチロチロと燃え始めました。
思えば、大切なお子さんをすっぽりと預けてくださるお母さん達の信頼のまなざしや、
学ぼうとする子どもたちのまっすぐなまなざしに、
いい意味踊らされてきた２０年のような気がします。
これこそが原動力でした。
「少し考えさせてください。」とお返事してから数日たち、
今日、塾続行と弟君をお引き受けする返事の手紙を差し上げました。
さっそく「ありがとう」と「弟がとても喜んでいる」のお電話を頂きました。
ああ、やってしまいました・・・
来週から塾が２コマ増えます。
火・水なら少しは会える・・・と伝えてあるあっちの友、こっちの友、
もうちょっと待っててね。
生徒数はこれからますます減ることと思います。
今はこうおっしゃってくださるお母さんだっていつ気が変わるかしれません。よくあることです。
でも、そうだね、最後の１人まで付き合ってみるか～！
何より好きな仕事だもんね～。
それにしても、ああ、やってしまいました・・・
写真は全く無関係ですが、夕暮れの青が美しかったもので。
