先月は仕事のことで不機嫌な日が多く、大掃除を小分けにした小掃除もあり、
あまり本を読めませんでした。「読もう!」と張り切って購入した本5冊がそろって500
ページ超え。その上、内容も重厚で。今年度中(3月末まで)に読むことを目標に、
今は気楽に笑える本を読んでいます。それもまた、心の処方箋。(^_^)
本の数:3
まほろ駅前狂騒曲
まほろシリーズ3巻目。メチャクチャドタバタの連続で笑いながら、なぜかしんみりそしてほっこりと暖かい気持ちになる。人は死んでもその人を覚えている人の中で生きている。その人が死んでも、また、その人を覚えている人がいる。生と死のつながり。別れを恐れ悲しむ気持ちが、少し軽くなった気がする。多田・行天、そして登場人物みんないい!おもしろかった!
読了日:12月06日 著者:三浦 しをん
霞町物語
浅田次郎さんより2、3年下の都立高校生だった私。しかし、氏の敬遠(?)する荒川の向こうだったし、ファッションはアイビーだった。とはいえ、重なるところも多く絵画館前の描写や花電車など懐かしかった。全くの自伝ではないのかもしれないが、こういう破天荒な高校時代、味わい深い家族がその後の傑作を生む源になっているのかと思った。解説からも思い出す。オーティス・レディング「ドック・オブ・ザ・ベイ」、ビートポッブス・藤村俊二、「男が女を愛する時」のチークタイム、竜雷太のドラマ「これが青春だ!」・・ああ!懐かしい昭和!
読了日:12月19日 著者:浅田 次郎
カモナマイハウス
現実と重なることが多かった。たぶん同じような理由で妻子から敬遠され1人になってしまった弟。両親を亡くし空き家になっているが、子供たち嫁たち総出で10年近く手入れし続けている夫の実家。そして我が家は、息子たちもそれぞれ自分の家を持ったし、そう遠くないうちに空き家となるのは間違いないだろう。はぁ~。みちるさんや追っかけセブンの勢いで楽しく行くか。愛情→友情→人情→根性!
読了日:12月26日 著者:重松 清