今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

去年の今日

2020年12月7日、脳腫瘍の摘出手術を受けました。

前日に入院して、朝一番に若い女医さんが様子を見に来ました。

「緊張してますか?」「それほどでも・・」「おっ!強いね~!」

そんな軽口を交わした後、看護師さんに伴われ点滴の台を押しながら手術室へ。

 

前日に手術までのレクチャービデオを見せられていたので慌てることなく淡々と。

手術台で横になった私の横に順番に医師が登場しました。

ちょびひげの老医師が「いつもやっている手術だから大丈夫だからね。」

主治医の医師が「一生懸命やらせていただきます。」

麻酔科の医師が「麻酔を始めます。」

その直後「終わりましたよ。」と起こされた・・気がしました。

実際は8時間後、夕方になっていました。

 

麻酔が効いていて痛みもなく、まだ自発呼吸がうまく戻っていなかったのか、

ICUにいた間は呼吸をすることだけが少し苦しかったです。

でも、それだけで病室に戻ると医師も看護師さんも同室の患者さんもよくしてくれて、

そう言っては何ですが、快適な入院生活だったと思います。

 

今日、髪を染めるために美容院に行きました。

シャンプー台に横になってどんより曇った寒そうな景色を眺めながら思いました。

去年の今日はどんな天気だったのだろう?

そんなことを思い、今更ですがあらためて気づきました。

私が眠らされている間、みんな心配していたのだろうな。

妻を、母を、娘を、姉を案じてみんな胸が締め付けられるようだったのだろうな。

せめて、晴天の気持ちのいい日だったらよかったけど。

去年の今日、私の空白の1日でした。