8人中、1人だけ不合格でした。
2人は1月に面接だけで合格、残り5人が今日合格しました。
例のSちゃんも、さわやかな笑顔で、
「先生、ありがとうございました。」と、さっき言って帰りました。
みな次々に笑顔でやってきたけれど、
W君だけはまだ顔を見せてくれません。
同じ高校を受けたK君が、
「入学手続きをしている間にいなくなっちゃって、心配・・・」と報告してくれました。
二人は大の仲良しで、避けたかった結果になってしまいました。
思えば二人は内申点も同じ、最後のがんばりもいっしょでした。
きっと、合否はわずかな点差によるものと思います。
受ける高校によって、彼より低い点数で合格している子もいるのです。
彼にどう声をかけようかなと考えていたら、
ふと自分が次々と志望の大学を落ちたことを思い出しました。
そしてどうにか受かった大学で夫と巡り会い、今の暮らしがあるのだということを。
彼が4月から通う私立高校で、友達や先生との出逢い、
いや、人ばかりでなくその高校へ行ったからこその物事との出逢い、
あとでその結果を喜べるようなそんないい出逢いがありますように。
普段のひょうきんな様子とは裏腹にデリケートな面のあるW君。
今日は、打ちひしがれシュンとしていることでしょうが、
不合格をちょっとした電車の路線変更くらいに受け止めて、
前に進もうという気になってくれる時間が早く来ますように。
予定している塾の解散式?卒業式?
いつもは「合格祝いパーティ」と呼んでいますが。
今年は少しだけ時間をおいて・・・と考えています。