銀座博品館劇場でミュージカル「PLAY A LIFE」を見てきました。
ストーリーは映画「今を生きる」がきっかけで知り合った二人が結婚しその後・・
教師となった夫の元に教育実習生の学生がやってきます。やがて彼女がかつて妻の教え
子だったことがわかります。彼女は知っていました。「奥さん先生は事故で亡くなって
いるはず」と。まるで妻と暮らしているように振る舞うことをいぶかり、それを言葉に
したところで楽しかったステージの空気は一転します。
「今を懸命に生きなければ、そして大切な人がこの世を去ってもずっと心の中で生き続
ける」そのメッセージはかつて実習生が祖母を亡くし悲しんでいるときに、奥さん先生
から受け取ったメッセージであり、奥さん先生こそが教師を目指したきっかけになった
人でした。
ピアノとチェロが舞台袖で奏でる音色も美しく、わずか3人の出演者の歌声はどれも
素晴しかったです。ル・ベルベッツファンの友に誘われて行きました。ステージに近
いよい席でしたが、彼女はオペラグラス持参で教師役佐藤隆紀さんの涙や真っ赤な鼻も
よく見えたそうです。こういう映画とはまた違った臨場感、演者の熱が感じられるのも
生のステージの魅力かと思いました。劇団四季の「CATS」を2度見ただけのミュージカ
ル初心者ですが、よいステージを見せてもらい機会があればまた行きたいと思いまし
た。