読んだ本の数:8
読んだページ数:2341
すぐ死ぬんだからの感想
途中、「妾」親子に同情したくなるくらい痛烈な主人公。しかしその負けず嫌いなパワーが若さのもとなのだろう。自分に構わなくなる「セルフネグレクト」に陥らず、「衰退の品格」を保ちながら年を重ねたいものだ。ありもしないのに「中身で勝負」と言うのもよそう。とりあえず、「リュックを背負って安物の登山帽をかぶった高齢者」には、できる限りなるまい。ジーンズで過ごすことが多いこの頃、この本を読んでいた今日はスカートで過ごした。
読了日:05月01日 著者:内館 牧子
読んだページ数:2341

途中、「妾」親子に同情したくなるくらい痛烈な主人公。しかしその負けず嫌いなパワーが若さのもとなのだろう。自分に構わなくなる「セルフネグレクト」に陥らず、「衰退の品格」を保ちながら年を重ねたいものだ。ありもしないのに「中身で勝負」と言うのもよそう。とりあえず、「リュックを背負って安物の登山帽をかぶった高齢者」には、できる限りなるまい。ジーンズで過ごすことが多いこの頃、この本を読んでいた今日はスカートで過ごした。
読了日:05月01日 著者:内館 牧子

保護犬を殺処分から救うこと、元野球部仲間との約束であった10年ぶりの試合を実行すること、難民問題に命懸けで取り組むこと、他者から見ればその重大さには差があるかもしれない。しかし、当人たちにとっては、それはその時点で一番大切にしていることである。お金でもなく、名誉や名声でもなく、その刹那最も大切にしていることに全神経を集中していける人は強く、そして幸せであると思う。
読了日:05月02日 著者:森 絵都

黒白の間の空気や香りに包まれ、おちか・富次郎・お勝らのやわらかな息遣いから離れるのが残念な思いで読み終えた。「瓢箪古堂の勘一の人生を見届けたい」というおちかの決意はさすがだが、飄々とした勘一とのごく当たり前な温かい生活をおちかには送ってもらいたいとも思ってしまう。何か秘めたものがある勘一とのこれから、そうはいかないのだろうが。富次郎が黒白の間の新たな聞き手となる今後の展開も楽しみである。
読了日:05月12日 著者:宮部 みゆき

自分のことを「頭の悪いクマ」というプーさん、そしてコブタ、イーヨー、愉快な仲間たちの教えてくれるエチケットはどうしてどうして奥が深い。「なにもしないでいることーーーただ歩きながら、聞こえない音に耳をすまし、なにも思いわずらったりしないこと、そのたいせつさをみくびってはいけません。」挿絵も、とぼけた言葉の数々もみんなかわいくてベッドサイドに置いておきたい1冊。
読了日:05月13日 著者:A.A. ミルン

ずっと気にはなっていたヨシタケシンスケさん。発想がユニークでまた優しく、心安らぐ大人の絵本。こういうテイストは大好き。「読書サポートロボ」ほしいなぁ!「文庫犬」私のところにもぴったりの本を届けに来てくれないかしら。「お墓の中の本棚」のアイデアもステキ!年に一度のお墓参りのときに開ける本棚。祖先たちに何の本を残そう?そして、彼らはどんな本を代わりに納めてくれるのかしら?考えているとワクワクする。「ラブリーライブラリー」の「分別ある本」たちの表情がいい!
読了日:05月16日 著者:ヨシタケ シンスケ

命を終えることの意味が、これまでと違って思えるようなそんな物語だった。宿っている命は宿っていなくなっても、確実にだれかと繋がっている。「まだ生きている」私、そう思うと今日の一歩を、気負わずにそして力強く踏み出せる。
読了日:05月18日 著者:木皿 泉

片瀬さんの「金を使わない人生」にある意味ちょっと惹かれる。絶対に無理だけれど。それにしてもよく会話をする夫婦でビックリ!色々波乱がありそうで、実は、良くも悪くも淡々とした物語だった。
読了日:05月22日 著者:中島 京子