今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

君たちはどう生きるか

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吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」を知ったのは昨年半ばころ。
一度は書店で手に取ったものの、図書館で予約し、ようやく順番が来たのは昨年末。
ところが、あまりにもボロボロで(つぎはぎのページがある)
しかも内容がサッと見てもよい感じで、手元に置いてじっくり読みたい。
これは同じ本を買い、読んだ後に図書館に寄贈しよう。日頃のお礼に。
そう思ってその日のうちに書店に走り購入してきた。
改訂版や漫画版ではなく、図書館と同じ岩波のもの。
長い年月を経て、価格は倍近くになっていた。
今朝のニュースで、改訂版・漫画版共に大変な売れ行きだという。

さて、年が変わってさっそく読み始めたところ・・
内容が深い!
叔父が中学生の甥にいかに生きるかを、教え諭すのではなく、
道しるべのように温かく先を照らす内容なのだが60代の私にも響く。
わが身と照らし合わせ考えながら読むのでなかなか先に進めず、ようやく3章が終わった。

「立派そうに見える人になるのではなく、
胸の底から湧き出るいきいきとした感情によってそういう行動ができる人にならなくては・・・」
というようなことが書かれた部分を今、考え中。私は前者。耳が痛い。

明日は夫の親族の新年会。毎年ブログにもあげるが20人の宴。
6人兄弟のうち実際に宴の準備に当たれるのは下3人の家族、義妹二人と私。
集まってしまえば楽しく過ごしては来るのだが、毎年前日当日は最高に憂鬱。
「外食に」が一番の願いだが、今年は甥が生後半年の子を連れてくるので。
まぁ、男性陣が家でゆっくり飲みたいというのが一番なのだが。
宴は延々と続くが、私は帰りの運転があるので1滴も飲めず。
後片付けがまた大変。20人分の洗い物!
今年は各自の取り皿は使い捨てのものにした。

「まだ、やっているの!」とよく驚かれる。
おじいいちゃんおばあちゃんが亡くなったら、子供たちが結婚したら、終わりでは?
ところが、結婚によって増えた親族が新たに加わり人数は縮小どころか拡大へ!
明日、開宴は夕方6時。仕事を終えてから来る人がいる。
私は翌日よりによって早朝のシフト。1分でも早く休みたい。
本当にみんなやりたいか!?私は辞めたい!
新年会と夏のバーベキュー大会の年に2回、最近は義母の命日も加わり3回か。
いつまでも親族仲良く、これは良いことだ。夫もうれしいだろう。
ゴリラはともに食事をすることでよい家族関係が保たれているとも聞く。
よ~くわかっているのだけれど。

「この大宴会を楽しみしている」「心づくしの料理をそろえるのがうれしい」
長年、そう演じ続けている私。「本当は嫌だ」とは夫にも言っていない。
長男夫婦にはちょっとこぼしてはいるが。
「胸の底から湧き出るいきいきとした感情でなければ」と、本の中の叔父さんは言っている。
そうなんだよねぇ。私もそう思う。でもね・・・
「私は料理が好き!」それは確か。
「しかも、うまいしね。」と自分をおだて、もう少したったら買い出しに出かける。