今日は義兄の心臓手術の日でした。
弁の機能が落ち、3割の血液が逆流しているため、人工弁に替える手術でした。
10~20%のリスクを事前に言われていました。
7時間にわたる手術で、私たちも早朝から病院へ。
手術室への一つ目のガラス扉の前で見送ると、
たくさんの先生や看護師さんの待つ二つ目の扉の向こうに入るとき、
急に振り向いて私たちに手を振った義兄。
「来てくれてありがとう」だけではないものを感じ涙が出そうでした。
無事、終了し今夜はまだ目を覚ましませんが、明日、仕事前に行ってみます。
1年前からの体調不良、これでよくなってくれるといいと思います。
義兄が手術室へ入ったと同時に、救急車で運び込まれた人がいました。
「呼吸をしていない」「意識がない」緊迫したやり取りが目の前でなされました。
そして、電話でそれを親戚などに伝えるご家族の様子、
直後に医師に呼ばれ、泣き崩れて歩けない孫娘さんの様子、
あっという間にやってきた葬儀屋さんの姿・・・
おうちで普通に暮らしていた方のようで、あれよあれよという展開に、
ご家族はもちろんでしょうが、たまたま身近で目にした私も、
命の炎が消えていく際のスピードに唖然とした時間でした。
今日も無事生きながらえたことに静かに感謝したい気持ちです。