今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

いぬ

今日は夫は久しぶりの出張です。エルを亡くしてから初めてです。
一人暮らしの経験もなく、いい年をして、一人は心細いです。
長男夫婦の家で夕飯をごちそうになり、先ほど帰ってきました。
エルがいれば何も怖くなかったのだけど。
夫が留守の時は、エルが夫のベッドを占領して、すぐ横にいてくれたのだけど。
壁いっぱいのエルの笑顔に話しかけてしまいます。
エルに会いたい!本当にエルに会いたい!

それからもうひとつ、犬に触れたい。
濡れた鼻、やわらかい毛、表情豊かな目、逞しい四肢、揺れるしっぽ、肉球・・・
「いぬ」という言葉にすら惹かれます。
「あなたは犬の散歩が好きだものねぇ。」友人やご近所、みんなに言われます。
土手、河原、ミカン畑・茶畑の間の農道・・・
青空・曇り空・朝焼け・夕焼け・一番星・月・虹・飛行機雲・・・
戸外を歩いてこそのあれこれに触れながら、犬と話し、犬友達と話し、
そして何より自分自身と話すあの時間がとっても好きだったなと、日々、痛切に感じます。
家の前を散歩するワンちゃんを見ると、じっと見入ってしまいます。いいなぁ、犬!
仕事も家事も以前と同じようにやっているけれど、なんだか暮らしが色あせてしまったみたい。

長男が連れていってくれたエルの故郷のブリーダー。
その日から、犬を飼うことを頭のどこかに置き、ずっと自問自答していました。
いつかまた、犬と暮らしたい。自分も中高年となり、それは可能なのか不可能なのか。
エルの前のジョンは16歳でした。病状も理解し、穏やかな別れの時もたっぷり持て、
思い出すことがつらくない、ある意味、納得のいく別れでした。
でもエルの場合は、飼い主として「すまない」という悔いの残る別れで、
それが一番のネックでした。私のもとで犬は幸せな一生を送れるのか。
ずっとずっと考えました。心でエルにも相談しました。新しい子を迎えてもいい?

そして、やっと結論が出ました。やっぱり犬と暮らしたい!
エルに済まないような気もあり、ずいぶん迷いましたが、
私たち夫婦にとってたぶん最後の犬と、
あの生き生きとした日々を、もう一度過ごそうと決めました。

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お母さん犬のジュリちゃん、エルとそっくりでしょう!?
エルと血縁関係があるのか、顔立ちがよく似たこの子は20kgちょっと。
40kg近かったエルと比べるとかなり小柄なゴールデンです。
エルと同じように甘えん坊で、飼育員のお姉さんにうれしそうに抱き着いていました。
仔犬を世話する優しいしぐさも、ぬいぐるみをいつも大切にしていたエルみたい。
お父さん犬にも会ってきました。活発そうな元気な子でした。

そして、この子です。生後1か月の女の子。

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私はもう少し小さめの犬種・・・とも思ったのですが、
夫も長男も「メスのゴールデンレトリバー」は譲れないらしい。
エルが本当にいい子だったから。
今、この子はお母さんのお乳をもらいながら、8頭兄弟で元気にコロコロと転げまわっています。
あと1か月、お母さんや兄弟と楽しく過ごして、それから我が家へやってきます。

お互いに信頼し合えるまで、少し時間がかかります。
エルもはじめから心が通じ合ったわけでなく、おまけに前の犬ジョンが恋しかった。
でも、いつのまにか、ジョンもエルもどちらもかけがえのない子になり・・・
この子ともきっと。ジョンもエルも見守っていてくれると思います。

なにか柔らかいものが私の気持ちの中に戻ってきたような気がします。
年老いた実家の母のこと、病身の義兄のこと、忘れていたわけではないのだけど。
明日から3日間仕事です。
土曜日は母の元へ、日曜日は義兄の元へ、行ってくる予定です。

60代、70代、心身の健康を保たねば。
そして、災害時のことも考えておかねばなりません。