今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

家族

イメージ 1


 「江戸しぐさの正体」という本を買おうと書店に行ったらなかったので、
つい買ってしまった今回の芥川賞受賞作。
書き出しは面白かったのだが、やはり・・・。
わかるようなわからないような。
駄作だなんて偉そうなことは言わないけれど、
要するにこういうことか・・・
昔は、例えばレコード大賞など誰もが認める名曲、誰もが口ずさめる大作が多かったけれど、
今は、ファンや一部の年代は知っていても誰からも愛される曲が少ないように、
文学の世界でも好みによって分かれるというか、小粒になったというか、
万人の共感を得たり、多くの人を感動させたりする作品を生み出すのは難しい、
そういう時代になったということなのかもしれない。
と、思い切り心優しい感想を綴ってみました。(^^ゞ

一緒に買った「老後の資金がありません」(垣谷美雨)、とうとう買ってしまった!
そして「家族はつらいよ」(小路幸也)これを読んで気持ちよく笑い飛ばそうかと。
3作とも夫婦・家族がテーマです。

前回の投稿、親身なご意見ありがとうございました。
ブログという、ほとんどお目にかかったこともない方たちのご意見に、
これほど力づけられるとは、思っていた以上です。感謝しています。

母に関する、その後のことです。
あれから手紙を出しました。気性の激しい母なので電話は恐ろしいし、
これまで抱いていた本当の気持ちを聞いてほしくて。

要約すると、子や孫それぞれの人生に母はあまりにも過干渉であること。
また、母と同じ方向に向いていても、それぞれの考える時期というものがあるので、
母の決めたタイミングで急き立てることは辞めてほしいということ。
母のことは皆、大切に思っているが「見守る」という立場でいてくれたらうれしいということ。

昨日、「手紙、読んでくれた?」と電話をしてみました。
「やりすぎだった。おせっかいだった。」と開口一番認めたものの、その後が長い!
「自分が世話を焼かなかったら、皆どうなってしまうのか?」
「自分がいなければだめじゃないか?」
ああ、そうかぁ。結局、私の渾身の反抗も、手紙も無駄だった。
「自力で進む力をつけさせるのも年長者の務め」と書いた私の文がむなしく思い出されます。

結局、夫の見方が一番正しかったようです。
「お母さんはこれまで、そうやって力強く生きてきたんだから、
それを変えることはできないだろうし、変わった時は本当に衰えたとき」と。
1945年3月の東京下町の大空襲の中、逞しく生き抜いた少女は、
その逞しさを身にまとったまま最後まで行くのだろうな。
あきらめと同時に、踏ん切りがつきました。

でも、今回の反乱を無駄にはしないつもりです。
母にも言いました。「これからは踏み込んでほしくないときはそう言うからね。」と。
そして、母に根掘り葉掘り聞かれても、触れてほしくない話は母には聞かせない。
話を自分勝手に婉曲させて受け取るのも母の悪い癖です。
老いてなお、というか一層過干渉になった母を持つ娘の自衛策です。
二人の弟たちとも、話しました。同居の弟一家が一番気の毒です。

購入した墓地を囲む梅林で梅祭りが始まります。
「墓地を見がてら、梅を見に来ない?」と誘ってみると、
役員を務めるボランティア団体の用事で忙しいとのこと。
家族内でも、ボランティア団体でも、自分は欠かせぬ存在と思っているのが、
元気な母の原動力なのかもしれません。