小田原駅から上り電車に乗って少したったころ、
向かい側の、60代と思しきご夫婦が声をかけてきました。
「もしかしたら『東海道』・・・?」
私たちと同じく2組の夫婦4人で歩く同好の志でした。
私たちより半年前に始め、しかも月2回という倍速なので、
すでに浜松、東海道のちょうど半分まで行っていらっしゃる。
色々アドバイスをいただき話も盛り上がり、
「お互い、京都までがんばりましょう!」とエールを送って別れました。
そして、9時少し前茅ヶ崎駅をスタート。
3粒ほど雨にぬれ、「まずいなぁ」と思ったものの、
その後はまったく降らず曇り空の1日でした。よかった!
途中、寄り道をして鶴嶺神社を参拝。
1km続く松林の参道があり、
今日の行程15kmに2kmプラスです。
しかし、寄ってみてよかった。
テレビで見たことしかなかった
「かわらけ投げ」がありました。
100円で貰い受けたかわらけ(薄い素焼きの皿)を
厄打石にあて割れれば願いがかなうとか。
こんなに近いんだから簡単簡単と思っていたら、
右の友人は当たらず、私は当たったけれど割れず。
4人で見事割れたのは友人(夫)だけでした。
でも、楽しかった!
平塚駅前のロータリーで休憩。
平塚といえば・・・、
そうだ!都まんじゅう!
昭和30年から、このマシン?ロボット?が、
無添加のおいしいおまんじゅうを作り続けています。
カステラの中に白餡が入っていて、
優しい懐かしい味で大好きです。
10個350円!
「おいしいよ~!」の私の言葉に、
友人夫婦は50個買って行きました。
平塚塾の記念碑の前でたまには記念撮影。
徒歩の旅の楽しみのひとつは「家」を見ること。
近代的な様々な家も興味深いし、
こんなタイムスリップしたような家にも惹かれます。
「海水浴場発祥の地」の碑を過ぎると、
確かに、海に出ました!
消波ブロックにこんな落書きが。
落書きはいけないんだけど、これはまぁ、いいか・・・
一つ一つに色々な表情が描いてありました。
広重の絵にも描かれているこんもり丸い山、
高麗山(こまやま)が見えてきました。
大磯の松林。
昔の街道の道幅がわかります。
車の上り1車線分。
現代人は1段高い歩道を歩きます。
こちらが歩道。
きれいに整備されています。
吉田茂邸は庭園の整備中で
入れないようなので通り過ぎました。
樹齢300年の松の古木。
幹の円周は4mを超えます。
江戸時代から旅人を見守ってきたのでしょうね。
今日のゴールは二宮。
駅前に「ガラスのウサギ」像が建っています。
戦火を逃れ、家族を亡くし、
溶けかかったガラスのウサギだけを
大切そうに抱く少女。
哀しい実話です。
今日は寄り道で2km、
途中間違えて東海道を外れてしまい、軌道修正に2km、
予定より4km多く19mちょっと31000歩歩きました。
二人は足を引きずりながらのゴール。
「一人だけなんでもないみたい」と言われた私、
疲れたけれど足が痛まないのはエルの散歩のおかげかな。