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NHK「宇宙の渚」を見て

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18日夕方5時から夜10時過ぎまで、NHK「宇宙の渚」に釘付けでした。
途中1時間半放送のない時間があって、散歩や夕飯の支度ができてよかった。(^^ゞ
 
古川宇宙飛行士が宇宙ステーションの底部(地球側)に飛び出した
展望台のようなキューポラから送り届けてくれた素晴らしい映像!
どれもが初めて見る映像で、しかもLIVE!
興奮・驚きそして感動の時間でした。
 
宇宙から地球を眺めてみたい、ずっと思っていました。
嫉妬の気持ちも交えながら、
毛利さんの本を読み、向井さんのご主人の本を読み、
野口さんの写真集を眺め(注・水着とかじゃないですよ、もちろん)、
宇宙ステーションに滞在中の若田さんにメールを送り・・・
そしてついにこの日が!
って、自分が宇宙に行かれたわけではないのですが、
ちょっと行った気分になることができました。
 
アメリカの宇宙飛行士たちのその後のルポをまとめた「宇宙からの帰還」に、
宇宙空間を体験した後、心理的に大きな変化があったと答える人が多くいました。
それまでの人生観がガラッと変わってしまい、
180度違った職業についたり、宗教的な方向に向かった人もいました。
本で読んだそれらのことが、宇宙から送られてきた映像を見てわかるような気がしました。
 
宇宙の神秘オーロラ・大気光・スプライト・流星・・・どれも惹かれましたが、
それ以上に宇宙から見た日の出・日の入りそして地球の向こうに月が沈む月の入り、
それから夜の地球の都市を彩る灯りの海、昼の地球の大地・雲・赤い砂漠、
どれもに心奪われました。
 
そして少し出口が見えたような気がしました。
今回の震災で突然2万人もの人々の命が奪われたことが納得がいかなくて、
その恐怖が今回はたまたま生き残った私たちすべての上にもあるという事実。
人間の力ではどうにもできない巨大な自然の驚異を
どう受け止めたらよいのかいまだにわからずにいました。
 
頼りないような薄い大気でそっと包まれた地球を眺めていると、
これも自然現象の一つとして受け入れられるような気がしてきました。
いえ、だからもちろん「これでよし」というのではなくて、
地球に生きる生物として受け止めなければならないことのひとつなのではないか。
そんな風に思えてきました。
 
なんで!?どうして!?
という悲しみ・怒り・不安の段階を抜け、
抗えない自然の力をいたずらに恐れるのではなく、
与えられている「生」を全うすることが、生きているものの務めなのではないか。
宇宙から眺めた地球が教えてくれているようでした。
 
でも、どうぞ、台風の大きな被害が出ませんように!