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読んだ本・読む本「五郎治殿御始末」「へこたれない」

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「本を読む人は日本人の1%」という文を見かけました。
「うそ~っ!」という人は自分が「本を読む人」だからとも。
他のデータでは5%とか10%とかという数字も上がっていました。

友人の一人は1月に20冊の本を読むそうです。
私はせいぜい4冊かな。
このところ読み捨てていましたが、久しぶりにブログに「読んだメモ」。
すぐ忘れちゃうからね~。で同じ本買ってきたり…(^^ゞ

「五郎治殿御始末」夫が買ってきて読んだ本です。
よく読んだ本を取り換えっこします。お得です。(^^)

浅田次郎さんの作品。
明治維新の武士たちの暮らしと心持を描いています。
「江戸から明治へ侍たちはいかに己の始末をつけ、時代の垣根を乗り越えたか。」
確かに「幕府」も「藩」もなくなり、
武士にとっては会社そのものがなくなったような、大リストラの時だったことでしょう。

武士としての誇りを捨てきれない者、武士であったことを隠して生きる者、
時に胸が詰まるような6編の短編を読んだ後、
なんとなく居住まいを正すような気分になりました。

学校で歴史は古いほうから学ぶせいか、このころのことを意外とわかっていません。
ザンギリ頭や牛鍋だけでなく、太陰暦から太陽暦へ、時刻の単位など、
猛烈な勢いでの近代化のひとつひとつも興味深いものでした。
現代のあまりに速い変化に時々戸惑ってしまうのだけれども、
私たちと、当時の人と、どちらがハードだったのかなぁ。

そしてこれから読む本、鎌田實さんの「へこたれない」。
こういう本は普段あまり読まないのですが、心惹かれる言葉がいくつかありました。

「バタバタしない・・・オロオロしない・・・あなたはあなたらしく丁寧に生きればいいのだ」
「人を大事にしているといつかブーメランのように自分のところに温かさが戻ってくる」
「人生のソフトランディングを考えてみよう」
「呼吸はゆっくりゆっくり吐き出してみよう
 下を向かない 少し上方向を見ながら呼吸してみる
 へこたれない力が再びみなぎってくる」

鎌田医師の処方箋をこれから読ませていただく気分です。