雨の中、どこを見ても緑がとてもきれいです。
テレビで100歳の画家、豊田三郎さんを取り上げていました。
生活のため美術教師として過ごし、80歳を過ぎてからの画家デビュー。
奥様に先立たれたときは絵を描くことが命を繋いでくれたとおっしゃっていました。
豊田さんは故郷の福井で、風景に一礼してからその美しさをキャンバスに写し取っています。
その絵は生き生きとした木々の緑、それに対する空の色、水の色・・・
強く温かい色彩であふれています。
国際的にも高く評価されて、豊田さんの描く緑は「トヨダグリーン」と呼ばれています。
豊田さんいわく、
「私たちの周りの緑は皆違う色彩だけれども、人を不快にさせる緑はひとつもない。」
そう言われれば確かに、自然界のどの緑も私たちを安らかな気持ちにしてくれます。
80歳で夢を実現させ、100歳の今も精力的に絵を描き続ける豊田さん。
つややかな笑顔はちょっと仙人のようでした。
50代なんてまだまだヒヨッコですね~!
豊田三郎美術館
http://www.neo.gr.jp/miyama/musium/index.htm