なにげなく耳に入ってきた声の心地よさにテレビの前に行ってみました。
NHKの「ラジオ深夜便」アンカーの宇田川清江さんでした。
その番組も聴いたことがないし、お名前も聞いたことがあるようなないような。
しかし、凛とした中に暖かみのあるアルトの語り口に魅了されてしまいました。
日本語って美しい言葉だったんですね~!本当に気持ちがいい!
お声は4,50代だけど、息子さんが40代・・・ん?と思っていたら、
なんと1935年生まれの71才!
NHK入局後、家庭と子育ての両立に悩み退局、その後フリーアナウンサーとして活躍なさり、
「若者向けであった深夜の放送の中に、
中高年齢層にも聴くに耐える心やさしい番組を定着させた」
として、平成10年には菊池寛賞を受賞されたそうです。
「今だにテンポも言葉使いも昭和30年代のしゃべりなんですよ」と苦笑される宇田川さん。
日本語も怪しい、タレントまがいのアナウンサーに時々お目にかかるこのごろ、
美しく正しい日本語と発声、ゆったりとした明るいお人柄にすっかりファンになりました。
ラジオも聴いてみたいし、著書も読んでみたいと思います。
私もあんな風に話したい!いいお手本がまた1人増えました。