読売新聞朝刊「家族」という記事の今日のタイトルです。
2歳を過ぎた子どもが言葉は3つの単語だけしか言えず、
無表情でコミュニケーションが取れないのを心配して、
専門医の診断を受けたところ、
「英語のCD・ビデオ・テレビをすぐにやめ、できるだけ話しかけてください。」と指導され、
その結果、言葉の数も増え、語りかけにも応えるるようになったと言う記事です。
こういった新しいタイプの言葉遅れの子どもが最近目立つそうです。
その夫婦は、親のように英語で苦労してほしくないので、
生後2ヶ月から1日約10時間英語を流し続けたのだそうです。
「発音が悪くなる」と親はあまり話しかけなかったそうです。
まぁ!
英語をいまだ勉強中、そして一応人様に教えさせてもいただいている身として、
こう言いきっていいのか迷いますが「発音」がなんだって言うのでしょう!?
そりゃ、いいに越したことありませんが・・・
どんなに流ちょうにネイティブなみの発音ができたところで、
話す内容、さらに言えばその人と話したいと思わせるような人としての中核がなければ、
言葉など無用の道具ではないでしょうか。
そして外国の人と意志の疎通をはかり、自分を、また日本を知ってもらうためには、
まずは自分自身を、そして日本を知らなければなりません。
そのために最初に出会うのが親との暖かいコミュニケーションだと思います。
3才までの語りかけが、前頭葉の発達のために大変重要だそうです。
英語とは関係なく、テレビ漬け・ビデオ漬けの子どもが増えているとか。
「3丁目の夕日」の時代に生まれ育ち、感動と共にテレビと出逢い、
学校でも「テレビは1日1時間」と、先生がまじめな顔でおっしゃっていたあのころ。
ビデオもDVDもなかったけれど幸せな子ども時代だったと思います。