次男のお嫁さんと孫が4週間、次男と孫が1週間、孫は都合5週間我が家に滞在していました。普段は私たち夫婦とケイだけの暮らしだったのが、まあ、忙しかったこと!寝具の片付けや部屋の掃除、孫があちこち移動させたものを原状復帰(?)、ようやく元の我が家に戻りました。あれ、こんなに広かったっけ?孫はとてもかわいいけれど、とても疲れました。とても疲れたけれど、ちょっと淋しいような・・
孫たちが帰る日の2日後が、自宅で療養中の友の誕生日でした。プレゼントも用意し、妹さんに彼女の状況を聞き訪ねたい旨を伝えると、「残り時間が少なくなったので意識のあるうちに」と言う返事が返ってきました。予定を早め、孫たちを送り出した直後に家を出て新幹線で向かいました。
小さくなり朦朧とした友。それでも私のことは「わかる」と頷いてくれました。5月にはあんなにおしゃべりをして、6月には親族みんなでディズニーランドで楽しんできたのに急激でした。会うまでは感謝の言葉や別れの言葉を考えていました。でも、それは言ってはいけないことと思いました。細い灯火になってしまったけれど彼女の「生」は続いているのだから。心の中だけで「ありがとう」を言い、彼女には「また来るね」と言ってきました。彼女の前では泣くまいと、玄関を出るまで我慢しました。
やっと、忙しい日々が終わり、そしてとうとうこのときが来てしまいました。