今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

2024年7月に読んだ本

本を読む時間が取れず、図書館で順番が来た本2冊だけ、飛ばし飛ばし読みました。本を読む時間の大切さを感じた一月でした。


読んだ本の数:2


1日10分のときめき  NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫 え 10-04)1日10分のときめき  NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫 え 10-04)感想
NHK WORLD JAPANの番組で世界各国の言語に翻訳されて放送された短編集。あまり好きではない話、ドラマなどでよく見かける話などもあった。そんな中で森絵都「太陽」のまるで精神科医のような飄々とした歯科医が魅力的だった。津村記久子「給水塔と亀」の独身男性、松田青子「愛してた」の独身女性の淡々とした心理描写に、さもありなんと納得し、そういう人生も悪くないのではと思えた。夫はもしかしたら彼らのようなタイプかもしれない、などと思いを膨らませ少し優しい気持ちになった。
読了日:07月12日 著者:石田 衣良,恩田 陸,川上 未映子,津村 記久子,松田 青子,宮部 みゆき,森 絵都,森 浩美


水車小屋のネネ水車小屋のネネ感想
よいお話だと思った。母親の無関心とその婚約者の虐待から逃れて家を出た18才と8才の姉妹。理沙と律の行く末が気になり、興味深く読んだ。姉妹の自律心と温かいまわりの人々の心には打たれた。中でも小学校の担任藤沢先生の「だれかに親切にしなきゃ人生は長く退屈」という言葉が心に残る。表紙やさし絵もとてもよかった。ただひとつ、失礼ながら文章がもう少し・・。文章作りに優れた人、そして優れた脚本家の手を借りたら、素晴らしい小説、見ごたえのある映像になることだろう。
読了日:07月24日 著者:津村 記久子