図書館でこんな本を借りてきました。
「はくぶつかんのよる」
映画「ナイト・ミュージアム」を一瞬思い出しましたが、それより遙かに静寂静謐。
その中に華やかさもある美しい絵が広がり、これは大人も楽しい。
生物だけでなく物の歴史まで、まるで地球のこれまでの記念写真を見る思いです。
たくさんの進化と進歩を収めた地球が、これからも健康でありますように!
本の下の小冊子は、司書さんが作った「大人のための絵本」100選と30選。
いつもステキな企画をする司書さんたちのコメントも載っています。
掲載の絵本は、今、大人の部屋にずらっと並べてあります。
ということで、大人だって絵本は楽しいしためになる。
哲学的なものを感じたり、むしろ大人こそ読むべきではないか・・。
司書さんたちの思い、きっちり伝わりました。
選ばれた絵本、既読も数冊ありますが、ポツポツと全部読んでみたいと思います。
こんな本も借りてきました。
絵本から急に「老人」です。(^^;)
やや疎まれることはあっても、愛着を持って、時にはリスペクトされたかつての老人。
年金制度の恨み(?)もあってか、今や迷惑な存在と思われるのではという危惧を、
著者は「嫌老」という造語で表しています。
現在の日本を「心配停止」社会とも表しています。
そう、実は心配だらけ。戦争・エネルギー問題・食糧問題・コロナ・・・
枚挙すれば切りがありません。
それなのに、連日、政治家と宗教団体の結びつきや、
誰がどんな失言をした、不正なお金を誰が受け取った、そんなことばかり。
著者はそんな「心配停止」社会と重ねて高齢者を「下り坂」と呼び、
しかし再度頂上を目指すのではなく、よき下山を目指そうと語りかけています。
社会も高齢者も上り坂だった頃ばかりに思いをはせるのでなく、
転落せずに、うまく下山しその眺めをも楽しむ・・
私はまさに今、その入り口に立っているのではないかと思います。
自分の今の立ち位置を冷静に見極める
社会とつながりつつ、シフトダウン
自身の心身を「治める」(「治す」のではなく)
自分の死生観を持つ
目的の本の他に、ふと借りた2冊、読んでよかったです。