図書館の子供の部屋で宝物を発見!簡単な英語で書かれた絵本がどっさり!読むことはできないが他の言語の絵本も何冊もある。英語の絵本を順々に読んでいこうかと思う。子供が少しずつ成長するように。海外の絵本の世界、意外と奥が深く、時に哲学的だったりする。
読んだ本の数:10
読んだページ数:1828
月とコーヒー (文芸書)の感想
作者の思惑通り、心地よい眠りに誘ってくれる短編集。あまり人に気づかれない隅っこの人々の暮らしをそっと覗いてみる感じ。覗いているうちに、自分のどうということのない暮らしにも、温かく明かりが灯っていく気がする。老人ホームの料理人アーノルドを気遣う、実は料理上手な老人たちがほほえましい。青いインク造りの山崎と万年筆売場の戸島の、幸せなその後が最後の話で描かれたのがうれしい。インクの青とリンゴの赤が鮮やかに目に浮かぶ。万年筆とコバルトブルーのインクを買って、手紙を書いてみようかと思う。
読了日:12月03日 著者:吉田 篤弘
おとなの食育 Q&A100の感想
発芽玄米と牛乳をもっと摂ろうと思った。 米の磨ぎ汁を排水するのはよくないというのは知らなかった。逆に有効利用である庭の植物の肥料として使おうと思う。
読了日:12月05日 著者:若村 育子
The Christmas Stockingsの感想
サンタクロースが小窓を開けながら、プレゼントを入れるくつしたを探す仕掛け絵本。柔らかな色彩のやさしい絵で心地よくクリスマス気分になれた。サンタクロースがかわいい。
読了日:12月05日 著者:Mathew Price,Errol Le Cain
正しい暮し方読本 (福音館の単行本)の感想
図書館の子供用の部屋から借りてきた本だが、子供だけのものにしておくのはもったいないほど奥深い。「正しい買い物のしかた」は耳が痛く、心しておきたいと思った。「正しい犬のかい方」「正しい猫のかい方」には納得する。犬とは一緒にはしゃいだりやすらいだり、猫には「かわせていただく」という態度で。ごもっとも!「正しいヘビの長さの測り方」や、ボールやバットと共に眠る姿はかわいくて楽しくてうれしくなった。
読了日:12月05日 著者:五味 太郎
No Roses for Harry! (Harry the Dog)の感想
犬だって好みがあるのよね、ハリー君。バラ柄のセーターを着せられたハリーの浮かない顔と、脱いで走っていくときの嬉しそうな顔がいい。白地に黒いドット柄のセーターを作り直してくれたおばあちゃんはエライ!
読了日:12月05日 著者:Gene Zion
天国までの百マイル (講談社文庫)の感想
夫を亡くし、貧しい暮らしの中で4人の子供たちを立派に育てた母。その母が重い心臓病で倒れた。手術を諦める兄姉をよそに、末っ子の安男がひとり母をワゴン車に乗せ心臓手術の名医のもとへ運ぶ。自己破産し妻子とも別れた安男を助ける愛人マリ、そして陰で母を支える元妻英子。この二人の女性がいい。そして凛とした母も含め、浅田さんの理想の女性像だろうか。登場する医師たちも素晴らしく、こんな医師がいたらどんなにいいだろう。読後感のよい話だった。
読了日:12月07日 著者:浅田 次郎
希望の糸の感想
いつもながら、こちらの気をそらさず一気に読ませる東野圭吾さんの筆致に感心する。様々な角度から生命について考えさせる奥深さにも。自分自身が生を受けたこと、命を授かり母となれたこと、どちらも奇跡のようなことなのかもしれない。
読了日:12月10日 著者:東野 圭吾
夫のトリセツ (講談社+α新書)の感想
自分が「妻」だからだろうが、「妻のトリセツ」よりは納得し、役立ちそうな部分が多かった。まず、夫の視界に入り、名前を呼び、結論を述べてから順序だてて説明をする。ただ、共感してほしい時はそれを伝えてから話す。解決策を求めているのではなく、「なぐさめてね」と。無反応な夫にもあきらめず話しかけ続けると、いつか「話せる」夫になる(かな~?)。とりあえず、信じて実行してみよう。退職後の高齢夫婦にも光が差してくるかも・・・。
読了日:12月24日 著者:黒川 伊保子
Mr. Gumpy's Outingの感想
ガンピーさんの小舟に乗せてほしい子供や動物たち。それぞれ異なった言い方で「乗せて~」とお願いしている。これ、英語の教科書にしたらいいのに、などと無粋なことを考えたり。みんなの大暴れで小舟がひっくり返っても、最後はめでたしめでたし。お話も絵もほんわかやさしくて、眺めているだけで幸せな気分になれる絵本。
読了日:12月24日 著者:John Burningham
おやすみ、東京 (ハルキ文庫)の感想
いつもなからのフワフワと居心地のよい吉田篤弘さんの世界。この空気に浸りたいのは現実逃避なのか?それでもいい。新聞配達のアルバイトをしている浩一の「おはよう、東京。もうじき朝ですよ。」というデタラメな歌がいい。吉田ワールドで英気を養い、「おはよう、現実。」と今日も歩き出す。
読了日:12月27日 著者:吉田 篤弘