我が家の地域は川が多い地域です。
ウチの前のようなごく細い川がすぐ近所で中くらいの川に合流し、
それが少し行くと大きな川に合流します。
テレビのニュースではそのような大きな川から中小の川へ逆流し、
洪水が起きてしまったと言っていました。
被害者の人数も日を追って増え、被害者やご家族の無念さや心痛を思います。
今日、近所の川を見てきたところ、大中小、どの規模の川も
水量はかなり落ち着いてきています。
水道管につき刺さった木々だけがそのままで不気味です。
今度の台風でひとつだけうれしく感じたことがあります。
我が家のご近所で1軒だけ小さな平屋の借家があります。
私と同年代のご夫婦が住み、自治会からも2年前に抜けてひっそり暮らしています。
我が家と同様、川に面しており、しかも土地も低めで、
川の水が増すにつれそのおうちのことが心配でなりませんでした。
小型犬を飼っていてウチのケイとは仲良しです。
電話をしましたが留守電なので、
「ハナちゃんを連れてうちに来て!」と、伝言を残しておきました。
さらに水量が増し、もう一度電話しましたが又留守電。
どこかへ避難しているのだろうと思っていたら、やはりそうでした。
両隣のおうちも心配してくれて、3軒で丘の上の避難所に行っていたそうです。
借家のおうちは車もなく、高い丘の上まではとても歩いて行かれません。
ご近所が声を掛け合い、助け合う基盤ができていると感じました。
昔なら当然のことでしょうが、都会ではお隣もよく知らなかったりします。
程よい田舎で、運動会などもある。お葬式はご近所全員で執り行う。
そんな日々の成果でしょうか。
あとは、姿を消した鴨一家、鯉のグループ、鷺集団(!)の安否が気遣われます。