今日もブログ日和

犬・本・料理大好き!節約しながらエンジョイシニアライフ♪

2020年7月に読んだ本

コロナ、続く長雨、洪水被害・・・気持ちの落ち込みそうなこのごろ、

ひと時、江戸の町や、フィンランドの小さな食堂に飛んで行かれる読書はいい!

そんな風に思える7月でした。

 

読んだ本の数:5

落語小説集 芝浜 (小学館文庫)落語小説集 芝浜 (小学館文庫)感想
志ん朝さんや圓生さんの心地よい名調子が、聞こえてきそうな一冊だった。落語では笑いながら時々ホロリとさせられる噺ばかりだが、山本一力さんの手にかかると、笑いより人情が前に出る。登場人物の背景や、町並みの風景まで丁寧に描かれ、江戸の風情にたっぷり浸れた。落語もいい!本もいい!
読了日:07月10日 著者:山本 一力


きたきた捕物帖きたきた捕物帖感想
懐かしい「富勘長屋」に住む北一、今はまだまだ頼りないが、情に篤く何事にも熱心でいつか立派な十手持ちになれそう。どうやら「謎の稲荷寿司屋」の血縁らしい喜多次も、謎だらけだがおおいに惹かれる。その一族は武士か?あるいは忍びの者か?千里眼で気っ風のいい松葉、フットワークがよくお人好しの青海新兵衛 も魅力的。これから始まる長編のプロローグを覗かせてもらったようでワクワクしてきた。
読了日:07月21日 著者:宮部みゆき


かもめ食堂 (幻冬舎文庫)かもめ食堂 (幻冬舎文庫)感想
コロナ禍で何となく気の晴れない今、再読してよかった。文字を追いながら、頭の中では映画の3人が会話する。力まずに淡々とその人らしく日々を過ごす。緩やかに流れる時間の心地よいこと!フィンランドにも行ってみたいが、とりあえず今日はシナモンロールを焼こう!
読了日:07月25日 著者:群 ようこ


残り全部バケーション (集英社文庫)残り全部バケーション (集英社文庫)感想
1章ごとにまるで仕掛け絵本を開くようだった。溝口も岡田も悪行を重ねているのに、根っこがどこか優しく憎めない。「残り全部バケーション」「問題児と答え児」「飛んでも8分歩いて10分」などの伊坂語録、いいなぁ!
読了日:07月29日 著者:伊坂 幸太郎


人生ベストテン (講談社文庫)人生ベストテン (講談社文庫)感想
6編の短編の中の彼女たちは、長く付き合っている人々に本心を言えないかと思うと、ふとすれ違った相手に心の奥底にあるものをぶちまけてしまったり。日常と非日常の違いか。日常は、明日もまた続けなければならないから。タイトルの「人生ベストテン」私の場合は何だろう?この話のように10代前半で終わっているのではなく、バランスよく散りばめられていればいいが。さらには今後の暮らしにまだ2つ3つ残っているといいのだが。
読了日:07月31日 著者:角田 光代

お昼寝

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庭のすみっこで風に吹かれながら気持ち良さそうなケイ。
コロナのことなんて知らないんでしょ。
散歩とボール遊びとおいしいもののことでも考えてるのかな?

マスク配布がやめになりました。備蓄用にするとか。
そうでしょう!そうでしょう!よかった!
購入費は出てしまったのでしょうが、
これからも無駄遣いはしないでほしいものです。